オードリー若林、ノンスタ石田との『ドリームマッチ』漫才を振り返り「石田君とだったら俺の20代どれだけ楽だったか…」

2005年にスタートしたバラエティ特番『史上空前!!笑いの祭典 ザ・ドリームマッチ』は2013年までの新春放送のほか、若手芸人を中心にした夏の特番などもあり、直近では2020年に『ザ・ドリームマッチ2020』として6年ぶりに放送した。人気お笑い芸人をシャッフルして即席コンビを結成、普段は見られない芸人同士のコラボレーションを楽しめる人気番組だった。

若林正恭と石田明がタッグを組んだのは2009年の『ザ・ドリームマッチ09 真夏の若手芸人祭り!!』で、前年に放送された『M-1グランプリ2008』の優勝・準優勝コンビのコラボということもあり話題性も十分だったが、それ以上に息の合った掛け合いはスタジオを大いに沸かすことに。これを見ていたというショーゴは『ラヴィット!』の中で2人を「悟空とベジータが漫才したような」と人気漫画『ドラゴンボール』のキャラクターにたとえ、目を輝かせながら当時を振り返っていた。

15日深夜に放送された『オードリーのオールナイトニッポン』(ニッポン放送)で、この話題に触れた若林は「(霜降り明星の)粗品君にも言ってもらったことある」と明かしている。当時の漫才はいわゆる“第7世代”の若手芸人たちに大きな影響を与えたようだ。

若林と石田が披露したのは、BBQをテーマにした漫才だった。細かいネタを詰め込みながらもテンポよく進む2人の掛け合いは初めてコンビを組んだとは思えないほど息が合っていたが、若林曰く「信じられないスピードでネタが出来上がった」という。BBQというテーマも一瞬で決まり、お互いボケを持ち込むとすぐに20分ぐらいの漫才が完成。そこから内容を精査していったという。普段からネタを考えている2人だけに、アイデアは余るほどあったようだ。

そんな短時間での打ち合わせで周囲から絶賛されるような漫才を披露した若林と石田。余りにもスムーズ過ぎる一連の流れに、若林は「だから本当に石田君とだったら、俺の20代どんだけ楽だったかなあって思うよ」としみじみ。“本当の相方”である春日俊彰を前に「石田君じゃない奴と組んでたから」と呟き、「おい、なんちゅうことを言うんだよ」と春日を焦らせていた。

また若林は以前、南海キャンディーズ・山里亮太と『たりないふたり』として番組やライブでコンビを組んでいたが、その際も「打ち合わせなしでいける」状態だったという。一方で春日に対しては「華とかキャラクターとしての五角形で言うと、キャラのところがずば抜けてる」ために「春日のオーダーメイドを作るのに時間かかってるわけじゃん」と説明。春日の唯一無二のキャラクターを活かすためのネタ作りはかなり頭を使うようだ。

「もうイタコ以上の漫才ってできないのよ、オードリーって」と語り、春日がイタコに扮し突飛な行動をとり続ける“イタコ漫才”がコンビとしての完成形に達していることを明かした若林。春日は「更新はされていくんじゃないですか?」と期待を見せていたが、若林が「されるとしたら8年後ぐらいだと思う」と予想するほどネタのアップデートには時間がかかるようだ。

画像2枚目は『オードリーのオールナイトニッポン 2022年1月16日付Twitter「オードリーのオールナイトニッポンお聴きいただきありがとうございました。」』のスクリーンショト

(TechinsightJapan編集部 根岸奈央)

2022/1/17 12:29

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