福山雅治「深く感動した」大阪LIVEでひとりのスタッフさんがとった心温まる対応とは

シンガーソングライターで俳優の福山雅治がパーソナリティーを務めるTOKYO FMの番組「福のラジオ」。1月15日(土)の放送では、現在全国ツアー「FUKUYAMA MASAHARU WE'RE BROS. TOUR 2021-2022」の真っ只中の福山さんから、心温まるエピソードの紹介がありました。

福山雅治

ウェブやフリーマガジンで関西圏のサッカーをメインに、スポーツやエンターテイメントを伝える「フリーメディア ONE」のウェブサイトに掲載されていた編集長・ウラヤママサミさんのブログから。記事がアップされたのは1月11日(火)で、大阪城ホール公演の直後でした。

「みなさまは、ライブやサッカーなどのエンターテインメントの現場をいつまで楽しめるのだろう〜と考えることはありませんか?」という問いかけから記事は始まります。

ウラヤマさんのお母様は現在79歳。福山さんの大ファンということで、何よりの楽しみがコンサート会場で「生ましゃ」を見ることなのだそうです。年末に開催される「冬の大感謝祭」に行くのがウラヤマさん母娘の恒例行事。しかし、コロナ禍の影響で、一昨年、昨年と開催されず気落ちしていたところ、久しぶりの全国ツアーで福山さんが大阪城ホールにやって来ることに! ウラヤマさん、お母様、そしてウラヤマさんの妹さんの3人で1月7日(金)のチケットをゲットし、当日を心待ちにしていました。

ところが……。ウラヤマさんのお母様は、なにぶんご高齢で足腰が弱い上に大阪城ホールは階段の多い会場。本人は楽しみが先立ち「大丈夫」とやる気満々ですが、娘の身としてはどうにも心配……。

そこで、大阪城ホール公演の運営を取り仕切っているコンサートプロモーターであるキョードー大阪さんに問い合わせてみたそうです。すると、「エレベーターでご案内できます」という心強い返事をもらい、安心して母娘3人、当日会場に向かいました。

「大阪城ホールでは案内係がアテンドしてくれ、外もなかもエレベーターで移動。(中略)杖を使う母の歩く速度はかなり遅く、人の倍以上も時間がかかっていましたが、スタッフさんは歩調をあわせてゆっくり進んでくれ、『申し訳ない』と恐縮する母には『当たり前のことです』と笑顔を向けます。娘の私たちには天使に見えましたよ! 本当に」

メディアという立場からもエンターテイメントに携わってらっしゃるウラヤマさん。心のどこかで、ライブ・エンターテイメントというものは「歳を取れば諦めなくちゃいけないもの」だと思っていた、と言います。しかし、「案内係の方が“当たり前のこと”だと言ってくれて、当たり前になるようにチカラを貸してくれて、諦めなくていいものだとわかりました」

記事はこんな願いを込めて締められます。

「誰もが、好きなアーティスのライブを楽しめる。それが、当たり前でありつづけますように!」

この記事を読んで、福山さんは深く感動したと言います。

「誰かが少しずつ我慢することで世の中というものは成り立っている、というふうに僕は思いがちなんですけど、このエピソードに触れて決してそうじゃないんだと。優しさや思いやりを“当たり前”と思いながら仕事に携わっている人がいることに、恥ずかしながら改めて気づかされました」

そして、「自分を恥じました」とも。その真意は――。

「長崎にいた頃、高校生くらいまで僕はよくおばあちゃんと墓参りに行っていました。けっこう階段のきついところのある場所だったので、おばあちゃんをおんぶして登って行くんですよ。それはもちろん、足腰が弱ってきていたおばあちゃんのために、っていう気持ちでおんぶをしていたんですが、でもどこかで父や母に素直になれなかったり、全然勉強しなかったり、校則違反をしたり……。そういう自分の不甲斐ない部分を帳消しにするために、おばあちゃんをおんぶすることによって、自分なりに“人間性のバランス”を取ろうとしていたのかもしれないなと、ふと思いました。自分のことを恥じたというのは、そういう意味です」

ツアーはまだまだ続きます。

「みなさんが安心して来られるライブができるよう、運営に携わってくださるスタッフの方々とともに、もう一度意識を高めて気を引き締めなおし、全員で一丸となって最高のライブ・エンターテイメントをお届けしていきたいと思います」

そして! うれしいお知らせがあります。

昨年の「NHK紅白歌合戦」で披露し、「福のラジオ」にも多くの反響が寄せられた「道標 〜紅白2021 ver.〜」が、「道標 2021」と題して福山さんの誕生日である2月6日(日)にデジタルリリースされることが決定しました!

総勢10人のストリングス隊、大編成のコーラス隊、管楽器にはホルンを加え、リズムトラックにも2022年的なアレンジが施されるなど、厚みを増したサウンドに、もちろん歌も新録。この新時代にさらに深く胸に届く楽曲へと生まれ変わりました。

「今の歌として最新の『道標』をリスナーのあなたと共有したいと思い、『道標 2021』としてデジタルリリースいたします!」

再来週、1月29日(土)の「福のラジオ」で、どこよりも早くオンエアします!

次回の放送は1月22日(土)です。それでは次週もお楽しみに!

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聴取期限:2022年1月23日(日)AM 4:59 まで

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<番組概要>

番組名:福山雅治 福のラジオ

放送日時:毎週土曜14:00~14:55

パーソナリティ:福山雅治

番組Webサイト: https://www.tfm.co.jp/fukunoradio/

2022/1/15 16:00

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