「今晩だけは、あなたといたい」人妻になった元カノに誘われて…

男と女は全く別の生き物だ。それゆえに、スレ違いは生まれるもの。

出会い、デート、交際、そして夫婦に至るまで…この世に男と女がいる限り、スレ違いはいつだって起こりうるのだ。

—あの時、彼(彼女)は何を思っていたの…?

誰にも聞けなかった謎を、紐解いていこう。

さて、今週の質問【Q】は?

▶前回:8年ぶりの再会に、惹かれ合う男女。しかし手に入りそうだったのに、女が身をかわした理由は…


女心は、わからない。

そんなことは語り尽くされているものだと思うけれど、僕の場合、かつては通じ合っていたはずの元カノ・真由香のことがわからなくなっていた。

「裕翔、お願い…」

最初は、真由香から迫ってきた。

彼女は本当に綺麗でスタイルもよく、会うと未だに心拍数が一気に上がる。でも僕にだって理性というものがあるし、何より越えてはならない一線があったのだ。

…真由香は僕と別れた直後に他の男と結婚して、今は人妻という身。

でも結婚して2年ほど経った頃、彼女は不意に連絡を寄越してきて、そのときから僕たちの人様には言えない関係が続いている。

本人は「離婚する」と言い張っているが、僕たちが復縁してからすでに半年以上が過ぎた。

「真由香は、どうしたいの?」
「私は、裕翔と一緒になりたい」

彼女はいつもそう言うが、一向に先に進まない僕たちの関係。真由香の本心は、果たして…。

人妻になったはずの元カノが、元カレに連絡をする理由とは

Q1:既婚者の元カノが、元カレに連絡をした理由とは?


真由香とは、共通の知人との食事会で出会った。もう5年も前のことになる。

出会った瞬間から、僕たちは一気に燃え上がった。

「裕翔さん、好きです」

当時僕は33歳で、真由香は29歳。

真由香からの告白に驚いたものの、僕も同じ気持ちだった。そしてしばらく良好な関係を築いていた僕たち。

お互い結婚適齢期だったけれど、当時の僕は会社を立ち上げたばかりで結婚願望なんてまるでなく、結局交際期間2年半で破局してしまったのだ。

とはいえ嫌いになって別れたわけでもなく、いつもの痴話喧嘩くらいかと思っていた。

しかし事態は思ったよりも深刻で、真由香は別れてからわずか3ヶ月後に、他の男と結婚したのだ。

「え…どういうこと?」

真由香が結婚したいというのは知っていた。しかし何がなんでも、早すぎる。

でも僕がそんなことを言える立場ではない。だから共通の知人からそれを聞いて、そっと身をひいたのだ。

だがそれから2年後。急に真由香から連絡が来たのだ。


― 真由香:裕翔、久しぶり。元気?


突然の連絡に、思わず携帯を二度見する。別れてから、連絡は一切取っていなかったから。

しかも別に記念日でもなんでもない、至って普通の日に来たLINE。

どう返すか悩んでいると、真由香から続けてメッセージが届いた。

― 真由香:裕翔、よければまた会いたいな…。


果たして、なぜあのタイミングで真由香から連絡が来たのかわからない。でも元々好きだった女性からこんな連絡がきて、その時の僕には断る理由もなかった。

そこで僕は、真由香と一度食事へ行くことにしたのだ。

「裕翔、久しぶり♡」

2年ぶりに会う真由香は当時と変わらず、美しいままだった。

「久しぶり。というか、突然どうしたの?」

レストランの席に着くと、僕はすぐに彼女の意図を尋ねた。きっと、旦那と喧嘩でもしたに違いない。そう思っていた。

ただ真由香は、想像していた以上の話をし始めた。

「裕翔、元気だった?私、裕翔のことが忘れられなくてさ…」
「え?嘘でしょ」

彼女は、僕と別れてすぐに他の男と結婚した。むしろ、交際期間がかぶっていたのではないかと疑っている。

だが真由香はそんなことお構いなしとばかりに最強の笑顔を向けてきた。

「まぁそんな昔のことは気にせず、とりあえず飲もうよ♡」
「う、うん…」

気がつけば深夜0時をとっくに過ぎており、タクシーのなかでキスをしたことだけは覚えている。

そして苦悩の始まりは、ここからだった。

この日以来、真由香から頻繁に連絡が来ることになる。

でも僕がわからないのは、彼女の目的だった。僕の腕の中で、何度も「好きだよ」と言ってくる。

それなのに、それ以上にもそれ以下にもならないのだ。

本当に警戒すべきはどういう女…?男がわからぬ女心とは

Q2:女が、元カレに積極的に連絡してきた本当の理由は?


再会して以来、僕たちは密に連絡を取り合うようになった。

僕も今彼女もいないし、どちらかというと暇である。なので真由香から呼び出されるとふらふらと行ってしまう僕も悪いとは思う。

でも真由香も真由香で、悪い女だった。

「裕翔、会いたかった♡」

会うと必ずハグをしてきて、スキンシップも激しい。男の僕が、勘違いしないはずがなかった。

「真由香。一応、人妻なんだから気をつけて」

何度もそう注意するものの、本人は聞く耳なんて一切持たない。

「なんで?大丈夫だよ。私、離婚しそうだし」

どこまでその言葉を信じればいいのかはわからない。だが真由香に会えば会うほど、ハマっていったのも事実だ。

「ねぇ真由香。僕たちの関係、なんとかしないと」
「大丈夫だよ。私はもうすぐ離婚するし、旦那にはバレていないから」

そういう問題ではない。しかし真由香が「離婚する」と言っている以上、その言葉を信じるしかない。

「本当に大丈夫?僕もいい歳だし、そんなに待てないよ」
「うん、大丈夫だから。私を信じて」

よく聞く、不倫男の典型的なセリフのようだが、僕はとりあえず真由香を信じることにした。

でも結局、僕は彼女の真意がよくわからないままなのだ。


「裕翔、大好き。世界で一番好き」
「僕も好きだよ、真由香」
「ねぇ裕翔。私、裕翔とやり直したい。だからもう少し待っていて…」

会うたびに甘い言葉を囁き、僕を何度も求めてくる真由香。しかし明け方には帰るし、何より離婚は一向に成立しない。

さすがに僕も、馬鹿じゃない。

「真由香。この関係って、なんだろう?都合のいい男なんて、嫌なんだけど」

はっきり言っても、真由香の答えは変わらなかった。

「もう少し待っていて。裕翔のことが本当に大好きだし、旦那のことは何とかするから」

この言葉を信じて早半年。何も変わらない状況に、僕はただ悶々としているだけである。

「真由香は、どうしたいの?」
「裕翔と一緒になりたい」

何度このセリフを聞いただろうか。そう言われるたびに、こちらも期待してしまう。

「そもそも、なんで僕なの?他にも男いるでしょ?」
「裕翔じゃなきゃ、嫌なの」

もちろん、僕も真由香のことが好きだ。しかし真由香が僕に固執する理由も、最近はわからなくなってきた。

果てして、本当に僕のことが好きでそう言ってくれているのだろうか?それとも、他に理由があるのだろうか?

女心がわからなさすぎて、完全に迷宮入りしている。


▶前回:8年ぶりの再会に、惹かれ合う男女。しかし手に入りそうだったのに、女が身をかわした理由は…

▶NEXT:1月16日 日曜更新予定
女が元彼に固執する理由とは…?

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