大統領府近くでマリファナを育てていた先住民族が逮捕 「なぜ今頃?」妻が怒り露わに(南ア)

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コイサン族は、紀元前2300年ごろからすでにアフリカに存在していた民族と言われており、コイサン語の公用語化、土地の所有権、コイサン族の権利の回復などを求めて、「大統領に会うまで動かない」と2018年から大統領府敷地近くにキャンプを設置して生活をしていた。大統領府ユニオンビルには大統領の執務室などの政府庁舎だけでなく、美しい庭園や多くの記念碑、9メートルにもなるネルソン・マンデラの銅像なども有名で観光名所の一つになっているが、彼らはその一角にテントを設置し、畑を耕しマリファナを栽培して暮らしていた。

1月12日のこと、70名を超す警察官がキングとその家族が暮らす大統領府敷地近くにやってくると違法であるマリファナを抜き始めた。それをやめさせようとしたキングはマリファナを抱きかかえて阻止、警察官らに無理やり引っ張られて引きずられていった。

キングの妻シンシア・トリガーツさん(Cynthia Triegardt)は、大統領府敷地近くでキャンプ生活をし始めた時からマリファナを育てていたのに、なぜ今頃になって逮捕されるのかと憤る。さらにマリファナの栽培は病を患う人に使ってもらうために育てていたので違法ではないと主張し、「2018年11月以降、ここに滞在しているが、ラマポーザ大統領は全く会ってくれない。それどころか警察官を派遣して私たちを苦しめようとしている」「9年生(中学3年生)の息子は、ショックを受けて学校を休んだ」と怒りをあらわにした。

警察発表によると、逮捕者は22歳から54歳までの男3名、女1名で、逮捕の理由はマリファナの違法取引、マリファナの栽培、そして公共の場でマスクを着用していなかったことだった。

画像は『News24 2022年1月13日付「King Khoisan SA believes arrest a ploy to silence his protest, remove him from Union Buildings」(News24/Alex Mitchley)」』『IOL 2022年1月13日付Khoisan chief three others charged with dealing in dagga, illegal planting, cultivation」(Picture: Jacques Naude/African News Agency (ANA))」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 FLYNN)

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  • 1/15 5:00
  • Techinsight japan

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