年に一度の行事で首が折れ曲がったまま歩くマスコット 「寝違えたの?」(スペイン)

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スペインで行われたこのパレードは「東方三賢者のパレード(Three Kings Parade)」と呼ばれており、毎年恒例の伝統行事である。東方三賢者は新約聖書に登場し、イエス・キリストの誕生時に東方からお祝いに駆けつけたとされている。

毎年1月6日はこれをお祝いするためにスペインでは祝日扱いとなって家族や恋人、友人同士でプレゼントを交換するが、前日の1月5日は前夜祭として東方三賢者のパレードが行われる。昨年はパンデミックの影響でこのパレードは中止となってしまったため、今年の開催を多くの人が待ちわびていた。そして今月5日のパレード当日には華やかなパレード車が現れ、沿道に詰めかけた多くの人が久しぶりのお祝いを楽しんだ。

パレードではテーマに合わせて着ぐるみも歩いていたが、そのなかでシロクマの着ぐるみが注目を集めた。シロクマの着ぐるみは手足が動かせるようになっており、やや長い首の上につぶらな瞳がついた大きめの顔が設置された可愛らしい容貌だった。しかし歩いていたシロクマのうち1体が、首の部分からぽっきりと折れてしまっていたのだ。

当時の様子を捉えた映像には、2体のシロクマがパレード車とともに歩いているのが確認できるが、1体の首が完全に折れてしまい、重そうな頭が横に垂れ下がっている。あまりにも可哀そうな姿だが周囲には慌てている様子のスタッフは1人もおらず、一緒に歩いていたカメラマンは気にする素振りを見せずに撮影を続けていた。

明らかなミスにもかかわらず何食わぬ様子で続くパレードがTwitterなどのSNSで公開されると、「誰かシロクマを助けてあげて…」「寝違えちゃったのかな?」「ゾンビのクマなんて、子どもはトラウマだ」「地球温暖化のせいか」などジョークを飛ばす声が集まった。

なお今回着ぐるみの首が曲がってしまったのは、着ぐるみ内部の呼吸装置が曲がってしまったことが原因だと報じられている。イベント主催者に確認するとGOサインが出たため、首が折れ曲がったままパレードに参加することになったという。

このシロクマの着ぐるみを製作したスペイン南部アンダルシア州の会社の広報担当者は、今回の件について以下のようにコメントしている。

「私たちはスペイン全土でパレードを行っており、13年の経験があります。その日は複数の都市で同時にいくつものパレードが行われていました。そのなかでミスが発覚し、そのミスが今回の出来事でした。私は面白がってくれた人が多くいて嬉しいですが、私の同僚はそうは思ってないようです。」

画像は『NIPORWIFI 2022年1月6日付Twitter「El oso perjudicado. Viva Cádiz.」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 iruy)

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  • Techinsight japan

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