事故が起きたのは2日午前6時半過ぎのことで、NYの地下鉄駅「フォレストヒルズ―71番街」の改札機を飛び越えようとしたクリストファー・デ・ラ・クルスさん（Christopher De La Cruz、28）が死亡した。

痛ましい事故の一部始終は監視カメラが捉えており、バックパックを背負ったクリストファーさんは最初、3つある改札機の一番右側を飛び越えようとして失敗、自身の携帯電話を改札機の反対側に投げ込むなど不可解な行動をとっていた。

クリストファーさんはその後、携帯電話を拾おうとしたのか左端に移動し、改札機を飛び越えようと助走をつけたり、足を持ち上げたりするが上手くいかない。そしてついには鉄棒で前回りをするかのようにクルリと回転して頭を強打、仰向けのまま首でブリッジをしているような状態で動かなくなってしまった。

発見時にはすでに意識がなく、現場には警察や救急隊が駆けつけたもののその場で死亡が確認されている。首を骨折したことが死因とみられているが、検視官からの正式な発表はない。

ちなみにクリストファーさんが不正乗車をしようとした区間は約320円（2.76ドル）で、父親はメディアのインタビューに「なんと言ったらいいのか…。息子は間違いを犯したということだろうね」と述べて肩を落とした。

このニュースには「明らかに酔っ払っている」「300円ほどを節約しようとして命を失うなんて、悲しすぎる」「してはいけないことだけど、バーの下をくぐるとか考えなかったのか」「これは悲しい事故」「まだ若いのに…」「家族のことを思うとやりきれない」「自業自得とはいえ、こんな死に方はしたくないね」「人生何があるかわからない」といったコメントのほか、「不正乗車は絶対ノーだよ」「お酒を飲みすぎるのはよくないね」といった声もあがっている。

画像は『New York Post　2022年1月3日付「Dramatic video shows NYC man fatally breaking neck attempting to jump turnstile」』のスクリーンショット

（TechinsightJapan編集部　A.C.）