宮沢りえ、「女系家族」での演技で議論紛糾「演技派女優の称号ってどうよ」

 12月4、5日に2夜連続放送されたドラマスペシャル山崎豊子「女系家族」(テレビ朝日系)。四代続く女系筋の老舗木綿問屋「矢島商店」の当主・矢島嘉蔵(役所広司)が亡くなったことで、矢島家の莫大な遺産をめぐる熾烈な争いが勃発。出戻りの総領娘・藤代(寺島しのぶ)、婿養子を家業の木綿問屋で働かせている次女・千寿(水川あさみ)、世間知らずで叔母に操られている感のある三女・雛子(山本美月)の3人による戦いになるかと思いきや、亡くなった嘉蔵の恋人・文乃(宮沢りえ)の存在が明らかに。さらに文乃は嘉蔵の子どもを妊娠しており、矢島商店に先々代から仕えてきた大番頭の宇市(奥田瑛二)、宇市の内妻である君江(余貴美子)、雛子の遺産を目当てに取り入る叔母の芳子(渡辺えり)、など一筋縄ではいかない曲者がドロドロの愛憎劇を繰り広げるというストーリー。

 2005年7月期には、文乃を米倉涼子、藤代を高島礼子、千寿を瀬戸朝香、雛子を香椎由宇、宇市を橋爪功、君江を伊佐山ひろ子、芳子を浅田美代子が演じた同作の連ドラがテレビ朝日系で放送されたため、ネット上では2作品を比較する声が多数あがった。

「そんな状況下で議論されているのが、宮沢の扱いについて。宮沢の美しさに対する称賛の声があがっている一方で、演技に対しては批判の声が少なくないんです。中でも宮沢が演技派女優として扱われることに対して疑問視する声が多いようです。宮沢は2013年5月に天海祐希が舞台『おのれナポレオン』を心筋梗塞のため途中降板したことで代役を務め、それをきっかけに『なぜか演技派と呼ばれるようになった』と認識している人が多いようです。『どれだけ大きな賞を獲得しても宮沢りえのセリフは安定の棒読み』『宮沢りえを演技派だと勘違いしてたから「女系家族」の演技の稚拙さに驚愕した』『りえは「伊右衛門」のCMでもスティックだけど「女系家族」でもスティック』『宮沢りえはふんどし一本でのし上がってきた人。演技派女優の称号ってどうよ』など、厳しい声があがっています」(女性誌記者)

 芳子を演じた渡辺と薬屋の奥さん・出目金を演じた山村紅葉に「助演女優賞を差し上げたい」とする声が目立っている「女系家族」。宮沢には放送中の連ドラ「真犯人フラグ」(日本テレビ系)で名誉挽回してほしいものだ。

2021/12/8 18:15

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