63歳マドンナの“悩殺ショット”をめぐりバトル勃発!「すべての乳首を解放せよ」
近ごろ行動がますます過激になっているポップ界の女王マドンナが、先月、バストトップが写っている写真を投稿。インスタグラムにいったん削除されたが、同じ写真を加工して再投稿し、話題になった。さらに今度は、写真を揶揄した大物ラッパーの50セントが謝罪する事態となった。
◆「老いたケツが上がらないから突き出すわけだ」
マドンナは先月下旬、黒いランジェリーに網タイツ、ハイヒールというセクシーな姿で大胆なポーズを取る写真数枚を投稿。胸やヒップを露わにした悩殺ショットを披露した。
この投稿に賛否の声が上がるなか、米ヒップホップ界の大物の50セントが、自身のツイッターで写真を揶揄。名作映画『オズの魔法使い』で、主人公の少女ドロシーの家の下敷きになる魔女を引き合いに出して、マドンナがベッドの下に潜り、お尻を突き出している写真をからかった。
「マドンナが63歳になって『ライク・ア・ヴァージン』に成りすましている。老いたケツが上がらないから突き出すわけだ」
◆マドンナ激怒「アーティスト、大人として最低な選択」
こうツイートした(すでに削除)50セントに、マドンナは激怒。過去に撮影した2人のツーショット写真とともに、怒りのメッセージをインスタグラムのストーリーズにアップした。
「この写真は、50セントが私の友人を装っていた頃のもの。今あなたは、私の悪口を言う事にしたみたいだけど。あなたの新しいキャリアは、SNSで他人を貶(おとしめ)て、注目を集めることのようね。アーティスト、大人として最低な選択をしたみたい。あなたは、私の年齢になった時に、私ほど素敵に見えないだろうし、私ほど楽しめないだろうと嫉妬しているのね」
マドンナから公然と批判された50セントは、SNSでこう謝罪した。
「俺はマドンナの心を傷つけてしまったのだろう。2003年のMTVで撮った古い写真が引き合いに出されていた。謝罪する。君を傷つけたかったわけじゃない。そんなことしても何の得にもならない。ただ、あの写真を前に見たことがあるって思っただけなんだ。俺の謝罪を受け入れてほしい」
◆乳首写真をインスタ側が削除→こりずに再投稿
ちなみに、マドンナが先月、一連の挑発的な写真を投稿した際、そのなかの1枚に乳首が写り込んでいたため、インスタグラムに写真を削除されている。これは、インスタグラムが成人のヌードに関するルールを設けているため。マドンナの写真は、そのルールに違反していると判断され、削除する措置が取られたという。
インスタグラムの親会社メタは、授乳や乳房除去の痕といった一部の例を除き、ヌードや性的な投稿は制限をかけているとしている。
それでも懲りないマドンナは、同じ写真を再投稿。ただし、今度は乳首の部分にハートの絵文字を入れて、露出しないように加工した写真をアップした。
◆「乳首は赤ちゃんに栄養を与えるものなのに!」持論を展開
「予告や警告もなしに、インスタグラムが削除した写真を再投稿する」とキャプションに書き始めたマドンナは、同社の対応を批判し、次のような持論を展開した。
「インスタグラムは、私のマネジメント会社に連絡してきて、乳首が一部露出しているから削除したと説明した。女性の体のあらゆる部分を見せることが許されるのに、乳首だけ例外扱いされるという文化がいまだ根強いことに、驚かされる」
「まるでその部分だけが、女性の体のなかで唯一、性的なものとされているような感じ。乳首は赤ちゃんに栄養を与えるものなのに!」
「男性の乳首なら、エロティックじゃないわけ? なら、まったく検閲されない女性のお尻は? 過去40年にもわたって、性差別、年齢による差別、女性嫌悪を経験しながらも、正気を保ってきた私に感謝してほしいもんだわ」
◆「すべての乳首を解放せよ」と賛同コメント多数
インスタグラムの対応や方針を偽善的だと批判したマドンナに対し、多くのネットユーザーも反応。コメント欄には拍手する絵文字や、「全くその通り!」「言論の自由だ」「すべての乳首を解放せよ」といった賛同コメントを寄せる人もいたが、なかには「世間の注目を集めたいだけでしょ。授乳は美しくて、パワフルで、恵みあるものよ。でもあなたの写真はそれとは違う」といった反対意見もみられた。
SNSで大胆な下着姿を公開したり、テレビ番組でヒップを見せたり、最近はより一層、体の露出が目立つマドンナ。ただ、インスタグラム上で女性の乳首だけが規制されていることについては、以前から「不公平」との声があがっており、「Free the Nipple(乳首の解放)」をスローガンに掲げて活動する人々もいるといわれている。
<文/BANG SHOWBIZ、女子SPA!編集部>