まさに地獄絵図。キスと策に溺れたバチェラー&あざと女子

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※このコラムは「バチェラー・ジャパン」シーズン4 エピソード4〜6のネタバレを含みます。

12月2日に配信されたエピソード4~6では、女性陣とバチェラー・黄さんの関係が大炎上。バチェラーとしての立ち位置が未だかつてないほど揺らいでしまうこととなりました。そして、優勢と思われたマツエクサロン経営・中野綾香さんの脱落。黄さん、中野さん、共に自らの策に溺れた2人について考察していきます。

■策に溺れたバチェラー

黄さんは今回の旅で、「限られた時間だからこそ、向き合う女性とは全力で過ごしたい。スピード感を持って距離を詰める」と語っていました。その言葉通り、目の前の相手に対し毎回全力で恋人のように振る舞い、自分と相手の恋心を奮い立たせるようなデートを繰り返していました。

「バチェロレッテ・ジャパン」で参加者を経験したからこそ、限られた時間内に結論を出さなければならないということ、そしてバチェラーというだけで無条件に女性陣が自分を心から愛してくれるわけではない、ということを体感していたからなのでしょう。

しかし、この閉鎖的な環境下だからこそ情報が共有されることとなり、この全力デート計画が仇となってしまいました。

■プーケットが六本木のクラブと化した日

序盤から唇を交わすタイプの“本気キス”を交わしまくっていた黄さん。これによって女性たちの間で嫉妬が渦巻くことになったのですが、ここにインフルエンサー・桑原茉萌さんが火炎瓶を投入したことで、黄さんと女性陣の関係が爆炎しました。

桑原さんが黄さんに「中野さんともキスをしたのか?」と詰めた際に、黄さんはYESともNOとも答えずうまく煙に巻いていたのですが、自分もキスをした立場だった桑原さんは、おそらくそれを「NO」と自分に都合よく解釈してしまったのでしょう。

そして桑原さんが自分の解釈をそのまま女性陣に伝えたため、「こんなに参加者が多い段階でキス連発」「中野さんとベットインしてピットインした疑惑」に加え、「中野さんとはキスしていないと嘘をついた」という誤った情報が追加されてしまい、「ちゃっら!!! うちら南国プーケットのバチェラー会場に来たつもりが深夜の六本木のクラブに来てたん??!(意訳)」と女性陣が疑心暗鬼になる地獄絵図が生まれてしまったのです。

■バチェラーの構図と前提が崩れてしまった

嘘疑惑については黄さんと桑原さん、どちらが正しいかは動画でネタが上がってるので、これさえ流せばこの裁判は黄さんの完全勝訴なのですが、そういうわけにはいきません。

この騒動によって「バチェラーに好意を持つ女性全員から1人の愛する人を見つける」という本来の構図から、「まずはバチェラーへの気持ちを確認して、女性陣に恋をさせる」という構図になってしまいました。

おまけに「誤解を解いて信頼を取り戻す」という工程が加わってしまったもんだから、本来であればムード満載の中、お互いを知って気持ちを高め合うはずのせっかくのツーショットデートが、殺伐とした中「浮気疑惑男の彼女対応」的ムーブをひたすら見せられるという絵面に……。

短い時間を有効に使うために全員に全力で振る舞った結果、女性陣に疑念を抱かせ、限りある時間を上記の対応に割くことになってしまい、皮肉にも自分の策に溺れることとなりました。

■もう1人の策士中野。あざとさに生き、あざとさに死す!

一方、お泊まり疑惑でこの話題の中心となったあざと女子・中野さんは、この炎上を逆手に取り、あえて黄さんに冷たく接することで気を引くという作戦を取りローズを獲得。

しかし「重たい空気を存分に活かしてピンチをチャンスに!」と言っていたこの策は、後々自分の身を滅ぼすことになりました。

駆け引きで相手を転がそうとしたばかりに、「綾香は危うい」と言われてしまい、脱落することに。駆け引きは恋のスパイスとしては有効でも、安心と信頼を大前提とする結婚ではむしろ自殺行為となってしまいました。

しかし、中野さんのお宅訪問を見たい方も多かったのではないでしょうか。思い出の地はもちろん高校を訪れココアをぶっかけ退学になった事件現場を見学、ぶっかけた先生へ謝罪からの和解、最後は勘当されたご両親を訪問。

「今は経営者として頑張っています。お父さんお母さんごめんなさい。綾香、幸せになります!」「こんなに立派になって……」と親子の絆が修復する、実録感動ドキュメンタリーになるはずだったのに。あれ? 番組趣旨変わってる?

■“全員キス済み”にひそむ異質なキス

改めて見ると、黄さんは本当に気持ちが動いた、または動く可能性のある人にしかキスをしていないことが分かります。だからこそ、ラスト3人は全員キス済み。現在残っている出演者で、唯一黄さんとキスしてない坂東さんがハブ状態なのがもはや泣けます。もはやキスしてあげて……。

しかし、この中で一番視聴者が引っかかったのは、鍼灸師・藤原望未さんへのキスではないでしょうか。黄さんが結婚など将来の展望について投げかけていたにも関わらず、藤原さんの気持ちは「もう少しで……好き?」の段階だったことが発覚するというチグハグな空間。

2人の会話の温度感が噛み合わず、盛り上がりにかける中で焦った黄さんによる突然の強引なキス。今までのキスはお互いの感情が高まった中でのものだったので、流れを完全に無視したこのキスだけは異質に見えました。

おまけにこれまでの黄さんの選び方では、不安要素があった人は即脱落だったんですよね。それなのに黄さん自ら「心地良いかというと微妙だった」と述べていた状況で、唐突なキスとサプライズローズを渡すあたりが「それでもこの人の気持ちをつかみたい!」という焦りに見えてしまい、「これ藤原さんが思いっきし本命だったんじゃ??」と視聴者を驚かせたのではないでしょうか。

エピソード6で黄さんが描いた未来の奥さんの絵がショートカットだったんですが、そういうこと?

本来バチェラーの立場が上で、次のステージへの切符として渡すはずのローズも、「受け取ってください!」と懇願して渡すお見合い大作戦の花に見えてしまいました。

■真也と恵を彷彿とさせるパターン

このパターンで思い出すのは、シーズン3の岩間恵さんですよね。

本命であるが故にバチェラー的には見極める必要がなく、デートに誘わなすぎたばかりに相手の気持ちが育っておらず、土壇場でバチェラーが焦りだすパターン。

今回、藤原さんはデートも印象に残る会話も少なすぎて、正直、視聴者的にも「やたら同棲したがる美人鍼灸師」というイメージしかなく、まだ思い入れが生まれるほどの情が育ちきってないんですよね。

黄さんは彼女に対して初期から「直感的に気になっている」とも話していました。これが藤原さんへの一目惚れでしたエンドになると、視聴者もよく分からないままカップル成立になってしまいそうなので、ぜひお宅訪問ではもっと深く彼女のパーソナリティを知りたいものです。

しかしこの川下りデート、激流すぎて絶対にお尻に水がかかってたと思うんですが、その後バチくそムーディーな空間で真面目に結婚観語りながら「実は2人ともめちゃくちゃ尻濡れてんのかな?」と思って見るとシュールで笑えます。風邪を引かなかったことだけを祈ります。

■君は知っていたか? 幻のエロマッサージ枠!

Amazon Prime Video公式YouTubeで「バチェラー座談会」というライブ配信がされているのはご存じですか?

その座談会にエピソード1で脱落したヘアメイクアーティスト・市橋麗里シェーンさんが出演されており、実はマッサージ用のアロマオイルを持ってきていたことをお話しされていました。

バチェラー恒例、アロマ(エロ?)マッサージ枠はここに隠れていたのか! と初回敗退を非常に嘆かわしく思いました。幻のマッサージが見たかった!

■大波乱の裏に隠れたツッコミどころ満載エピソード

キス&お泊まり騒動によって大波乱となったエピソード4~6。しかし、その他にも社会学者・松本妃奈子さんの秒で終わった“第二章”や、2on1デートで「過酷な状況に置かれた時の姿が見たい」と黄さんが秋倉諒子さんと青山明香里さんに課した「蓮の葉の上に立たせて、それを黄さんがただ眺める」という別の意味で過酷な試練など、実は気になる点が満載だったのです。

あと、青山さんの「黄さんってみんなに好きって感じだけど一夫多妻な人なの?」と、視聴者全員が「それバチェラーだからや!」と心の中で突っ込んだ質問は秀逸でしたね。

いよいよラスト3人となり、次回からは舞台を日本に移します。お宅訪問や暴露トークスペシャルでどんな本音が飛び出すのか、これからの展開が楽しみですね!

(やまとなでし子)

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  • 12/7 17:10
  • マイナビウーマン

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