3人組女性グループが活動休止。メンバー2人が同時に出産、解散説も
英人気ガールズグループ「リトル・ミックス」が活動休止を発表した。リトル・ミックスは、昨年末にメンバー1人が脱退し、今年から3人組グループとして再スタート、先月にはベスト盤アルバムを発表したところだった。一方、メンバー2人が妊娠・出産したことで、今後の活動に注目が集まると同時に、一部では解散も噂されていた。
◆昨年12月にメンバーが脱退、解散説が囁かれていた
昨年12月にジェシー・ネルソンが脱退し、現在リー・アン・ピノック、ジェイド・サールウォール、ペリー・エドワーズの3人で活動を続けているリトル・ミックス。3人体制になっても相変わらずの人気で、11月12日には、結成10周年を記念したベストアルバム『ビトウィーン・アス』がリリースされたばかりだった。ところがここ最近は、メンバーがソロ活動を行うために活動休止するといった噂、さらには解散説も囁かれるようなった。
◆活動休止を発表も「リトル・ミックスは永遠」
そうしたなか、グループは2日(現地時間)、来年春から始まる「コンフェッティ」ツアーを最後に、活動休止することを公式SNSで発表した。
「来年4月、5月の『コンフェッティ』ツアー後、リトルミックスの活動を休止することを皆さんにお伝えします」
「素晴らしい10年、すばらしく、尽きることのない冒険でした。そして今、ひと休みするのにふさわしいタイミングであると感じています。元気を取り戻し、他の活動に参加することもできる。皆さんの愛情、そして結成当初からの変わらぬサポートに、感謝してもしきれません。皆さん全員を心から愛しています。私たちは解散するわけではありません。リトル・ミックスはここにいます。音楽、ツアー、パフォーマンス、これからの計画もあります。皆さんとは、たくさんの素晴らしい思い出がありますが、それがこれからも増えることが楽しみです」
「私たちは姉妹です。これからも私達の人生には、メンバーやファンの皆さんがいます。リトル・ミックスは永遠です。ツアーで会いましょう。ジェイド、リー・アン、ペリー」
◆メンバー2人が同時に出産。元メンバーとの確執も
昨年12月には、メンバーだったジェシーが、「このグループで活動することが、私のメンタルヘルスに悪影響を及ぼす」として脱退を発表。3人体制で再始動したが、今年8月にペリーが第一子を出産、リー・アンも同じ月に第一子となる双子を出産した。メンバー2人が同時に妊娠・出産したことで、お祝いムードが広がるとともに、グループの今後の活動がどうなるのか注目が集まっていた。
さらに最近では、脱退した後、ソロ活動を始めたジェシーとの確執も表面化した。きっかけは、ジェシーが10月にリリースしたファーストシングル「Boyz」をめぐって“ブラック・フィッシング”疑惑が浮上したことだった。
ブラック・フィッシングとは、黒人ではない人が、黒人の見た目や行動を真似て、何らかの利益を得ようとすること。ジェシーをめぐっては、「Boyz」のミュージックビデオのなかで、黒人風のアクセントを使ったり、肌を黒くして黒人女性特有のヘアスタイルを真似たりしていると指摘する声が相次いだ。
リトル・ミックスのメンバー3人は、「Boyz」のMVが公開されたタイミングで、ジェシーのインスタグラムのフォローを一斉にやめたことも判明。3人は、厳しい現実の中で生きている黒人が多い中で、黒人文化の良い所だけを利用しようとするブラック・フィッシングに異議を唱えると同時に、黒人風を装ったと指摘されているジェシーの行動に反対する立場を示した。
こうした様々な要因が絡み合い、グループ活動の休止や解散の噂が飛び交うようになったリトル・ミックス。来年春のツアーで一区切りをつけるものの、解散はしないと明言したことで、ひとまず安心したファンも少なくないようだ。
<文/BANG SHOWBIZ、女子SPA!編集部>