冬眠に向けて備え過ぎたクマ 数年は乗り越えられそうな姿に「よく眠れそうだね」(米)

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このほど目を疑うようなクマの姿を捉えたのは、米ミネソタ州北部で夏場のオオカミの生態研究プロジェクト「Voyageurs Wolf Project」を行っているミネソタ大学の研究チームだ。

プロジェクトリーダーであるトーマス・ゲイブルさん(Thomas Gable)によると、SNSで公開された映像は10月7日、同州のボエジャーズ国立公園南部に設置したトレイルカメラ(熱を感知して自動で撮影するカメラ)が撮影したものだという。

動画は10秒と短いもので、1頭のクマがカメラの前を横切るだけだ。しかし注目したいのはクマの体格で、あまりにも大きなお腹を抱えてゆっくりと歩いていた。

歩くのも大変そうなほどのその体は、冬眠のために相当な量のエサを食べたのだろうと想像がつく。投稿には「このクマは今まで見た中で最も太ったクマかもしれません」と記されており、野生動物に見慣れたスタッフらも驚きのサイズだったようだ。

数回は冬が越せそうなほど準備万端のクマの姿がFacebookで公開されると、今月5日の時点で13万回を超える再生回数を記録し、人々を驚かせた。

「ここまで太ったクマは見たことがないよ」
「長い冬眠の準備はバッチリだね」
「こんなに太るのも大変だっただろうな」
「太ったクマがいるのは、健全な自然環境を意味する良い兆候だよ」
「冬眠中はよく眠れそうだね」

なおアラスカ州のカトマイ国立公園では毎年「ファットベア・ウィーク」を開催しており、その年に冬眠に向けて一番肥えたクマを投票でチャンピオンとして選出するユニークなイベントだ。

今年のチャンピオンである“オーティス(Otis)”は健康問題が確認されており、7月26日の時点ではあばら骨が浮き出るほど痩せている。しかし約2か月後の9月16日には、たっぷりと脂肪を蓄えた立派な体に仕上げていた。

クマたちは長く寒い冬眠に備えるために、夏頃から川の鮭を捕まえて食事に勤しむという。立派な体を作り上げるためにはそれ相応の食事量が必要で、時には食べ物を求めて人里に下りてくることもある。

先月には、コンビニの近くでゴミ箱を漁っていたクマが店内にやってきたり、キッチンに置いていたKFCのチキンの匂いに誘われたクマが民家に侵入していた。

画像は『OnFocus News 2021年12月1日付「GIANT BEAR MAKES APPEARANCE IN NORTHERN MINNESOTA」』『NPR 2021年10月6日付「Fat Bear Week has a champion: All hail 480 Otis」(N. Boak/National Park Service)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 iruy)

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  • 12/5 18:22
  • Techinsight japan

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