国産だけで食卓を賄えば…農水省が示した「まるで戦時下」の驚愕メニューとは

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 パンに食用油、牛肉、小麦、野菜の高騰…と、円安や原油高、中国での消費の伸び、地球温暖化での不作と理由は様々だが、食料品の値上げラッシュが続いて家計を直撃している。もともとカロリーベースでの食料自給率がわずか37%と低い日本(アメリカ132%、フランス125%、スイス51%)にあってはまさに死活問題で、経済安全保障の確立を掲げる岸田政権にとっては、もともとあった課題だったものが、ここにきて急速に深刻さを増してきたところだ。

 では仮に、自前で日本人の食をまかなった場合どんなメニューになるのか。農水省が試算した1日分のメニューがHPに載っているのだが、それを見ると驚愕する。「貧乏人は芋を食え」と言わんばかりの、まるで戦時下もしくは戦後の闇市が立っていた頃を想起させる献立なのだった。

 まず1日に必要なカロリー量は年齢・男女によって異なるが、平均するとおおよそ2000キロカロリー超ほど。だから農水省も2020キロカロリーを基準にして1日のメニューを提示している。それによると、朝食はごはん1杯(75グラム)に粉吹きいも1皿(じゃがいも2個・300グラム)、ぬか漬1皿(野菜90グラム)。昼食は焼きいも2本(さつまいも2本・200グラム)に蒸かしいも1個(じゃがいも1個・150グラム)、果物(りんご1/4)。夕食はごはん1杯に焼きいも1本(100グラム)、焼き魚1切(魚84グラム)と、まさにいも尽くし。

 これにうどんが2日に1杯、みそ汁2日に1杯、納豆3日に2パック、牛乳6日にコップ1杯、たまご7日に1個、食肉9日に1食を添えることが出来る。調味料は1日砂糖小さじ6杯、油脂小さじ0.6杯だ。さすがにちょっとヤバすぎやしないか。

「日本の食糧事情は戦後に大きく輸入によってまかなわれるよう変わりました。1960年に改定された日米安保では経済協力事項が盛り込まれていて、これにより日本は工業製品をアメリカに輸出し、麦、大豆、とうもろこしといった食料を輸入するという、対米輸出入構造が確立されたからです。そのようにして食を外に依存してきたことが大きく、ここへ来て大きな曲がり角を迎えた形ですね」(経済ジャーナリスト)

 生きていく上で最初に欠かせない食をないがしろにしてきたツケが、今後問われようとしている。

(猫間滋)

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  • 12/5 18:00
  • アサ芸Biz

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この記事のみんなのコメント

1
  • あきひろ

    12/5 19:27

    米や野菜はともかく問題は砂糖と油そして食生活そのものだと思います。アメリカは小麦をベースに肉、乳製品、卵全て自国で賄えているのを見て日本人は学ぶべきだと思います。

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