【チャンピオンズC予想】1番人気馬の信頼度が低いダートGI、期待の馬は

 春に行われるフェブラリーSはスタート部分が芝コースなので中央競馬で行われているダートGIで唯一、フルにダートコースを使用するレースだ。JBCクラシック、そして暮れの東京大賞典へと続くダートチャンピオンシリーズは見応えがある。阪神競馬場で行われていたジャパンカップダートの時代も含め、過去10年間で1番人気馬は1着2回2着3回3着1回。3番人気まで枠を広げても1着5回2着6回3着5回と、やや波乱傾向だ。

 ◎カフェファラオはフェブラリーS優勝馬。勝てば春秋のダートGI制覇となる。中京競馬場ではシリウスSでの優勝経験があるが、昨年のこのレースは2番人気6着だった。しっかりと間隔を空けながら、レースを選んで出走させている印象だが、前走は芝の函館記念で参考外。春のかしわ記念は、南関東の快速牝馬サルサディオーネが飛ばす展開だったとは言え、スタートからスピードに乗れない印象だった。敗因を地方競馬の砂だけに求めるか否かは悩むところだが、あのレースが本来の力を出し切っての敗退とは思えない。改めて期待したい。

 〇チュウワウィザードは昨年の覇者で、ドバイワールドCの2着馬。前走のJBCクラシックは休み明けの初コースのせいか、前半にやや噛むようなところがあったうえに勝負どころで置かれ加減になってしまった。休み明けを叩かれた今回は、走り慣れたコースでもあり実力を見せてくれるはずだ。

 ▲メイショウハリオはみやこSの優勝馬。昨年の秋から力をつけ、2勝クラスの小倉城特別を勝ってから重賞初勝利を記録した前走まで崩れたのは1400m戦の天満橋Sのみ。今回はいきなりの相手強化になるが、完全な前残りペースとなった太秦Sでは唯一、後方から内ラチ沿いに脚を伸ばして、逃げ先行馬の間に割り込んだ。今回はハイペースが予想される1戦だけにこの馬の瞬発力は怖い。

 △テーオーケインズは帝王賞の優勝馬。出遅れた前走は参考外とも思われたが4着まで押し上げており、さすが力があるところを見せている。先行力がある△サンライズホープ、東京大賞典2着△カジノフォンテンは、前半のペース次第で怖い存在になりそうだ。

2021/12/5 6:35

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