「ダブルワークや副業、みんなどうやって実現してるの?」湯山玲子編【オトナLab.】vol.8

拡大画像を見る

画像はこちらから( https://otonasalone.jp/260375/ )

短期リレー連載、【オトナLab.】vol.8です!

オトナ世代特有の多岐に渡るお悩みを、テレビや雑誌などで活躍するエキスパートたちが答えてくれるリレー連載。

多数の質問の中から、エキスパートが自らお答えするものをセレクトしました。

vol.8もお答えいただくのは、著述家の湯山玲子さんです。

画像はこちらから( https://otonasalone.jp/260375/ )

「最近よく聞くダブルワークや副業。どうやったらできるようになる?」

(質問者/45歳・会社員)

最近、友人などにも「ダブルワーク」や「副業」など今っぽい働き方をしてる人がいて、プロパーで今の会社一筋でやってきた自分としては、少しうらやましくもあります。湯山先生もいろんなお仕事の分野で活躍されてると思うのですが、複数の職場で働くための心構えとして大事なことや、どうやったらその状況に自分を置けるのかを教えてほしいです。今の会社が100%いやではないのですが、もっと自由に働けるように自分自身を変えたいです。

 

仲間の心地よさを求めたらダブルワークは成功しない

湯山先生の大人VOICE▼▼

日本の会社システムの中では、プロ、つまり人様がおカネってくれる能力を持っている人、というのは本当に育ちにくい、と実感しています。その例が、大手企業をリストラされた男性が、再就職の際、自身のキャリアを尋ねられて、「管理職として会社の内情に詳しく、人間関係の潤滑油でした」と堂々と主張してしまうというという大カン違い、ですね。そもそも、会社にとってはおカネを稼いでくれる実力者が上に引き立てられるべきなのですが、会社ムラの事情や空気に精通していてミスをしない非プロの方が出世しがち、という悪しき風潮が日本の会社には存在するのです。

「社員のダブルワークOK」は、もはや大手銀行まで広がっている働き方改革のひとつで、そこで社員達に求められてくるのは、ずばりプロフェッショナル。「給料は上げないが、週休3日制にする」という大会社も出て来ていますが、それは暗黙に「その休日で副業をして稼ぐなり、そのための学習をしてください」というもの。相談者はこの際徹底的に、自分のカネになる能力は何なのか? ということを、今まで上げてきた成果を冷静に見て把握して下さい。

と、簡単に今答えてしまいましたが、実はその能力自体が「言われたことをきちんと仕上げる」ということのみだった、というのが、日本の会社員の実情です。つまり、「言われなければ、仕事しないし、仕事もつくれない」という悪しき習慣で、もし、相談者が近い将来、ダブルワークの就職活動をするならば、今から「言われたこと以外に積極的に、会社のが儲かる仕事を考え、作る」という思考転換をして下さい。また、「ウチの会社じゃあ、この企画できないよなぁ」という愚痴を一度でもこぼしたことがあるならば、それが実現できるような仕事がダブルワークの選び方にもなります。

私はいろんな仕事を手がけていますが、その中にはすでに既存のプロジェクトがありそこに外部から参入するというケースがあります。例えばテレビ番組だったり、学校集団だったり、地方の行政だったりの集団に対して、私が心がけていることは「ムラのガイジンであれ! 」ということにきます。ちなみに、ガイジンとは「あの人は私たちとは違う」の意。違うと思ってくれた方が、相手は言葉で丁寧にコミュニケーションしてきますし、忖度を要求されることもありません。

既存集団ムラには、合理的でない独特のやり方や気遣いが存在するのですが、間違ってもそこを習得して正式メンバーとして没入しないことです。ムラに入れてもらおうと下手に出ると、最初は歓迎されるのですが、その後に理不尽が山ほど押し寄せます。特に日本の仕事社会は男性中心なので、パワハラの被害にもあいやすい。孤立とは違うその距離感を持ちながら、メンバーと協力していい仕事をしていく。もちろん、飲み会などにも参加しつつ。

もう、お分かりのようにダブルワークはフリーランスの仕事スタンスと同様なのです。しかし、相談者は、違うムラの仲間にどうやったらすんなり入るのか、ということが一番気になっているわけですが、「お仲間の心地よさ」を求めるとダブルワークは上手くいかないでしょう。

 

 

関連リンク

  • 12/4 12:00
  • OTONA SALONE

スポンサーリンク

記事の無断転載を禁じます