8戦未勝利のエヴァートン…オーナーはベニテス監督を擁護「時間が必要」

 エヴァートンのオーナーであるファラド・モシリ氏が、ラファエル・ベニテス監督の即時解任を否定した。2日、イギリスメディア『スカイスポーツ』が伝えた。

 これまでにバレンシアやリヴァプール、ニューカッスルなどの監督を歴任してきたベニテス監督は、今夏からエヴァートンを率いている。プレミアリーグ開幕から6試合は4勝1分1敗と好スタートを切ったものの、直近8試合は2分6敗と勝利がなく、降格圏と勝ち点差「5」の14位にまで転落した。

 かつて宿敵リヴァプールを率いていたこともあり、就任当初から“エヴァトニアン”の支持を得られていなかったベニテス監督。1日に行われたリヴァプールとの“マージーサイド・ダービー”で1-4の大敗を喫し、ファンからは同監督の解任を要求する声が高まっている。

 しかし、モシリ氏にベニテス監督を解任する意思はないようだ。同氏はイギリスメディア『トークスポーツ』に対し、「とある日の危機と翌日の栄光がサッカーの本質だ。ラファは良い監督であり、パフォーマンスの低下は複数の負傷者がいることが主な原因だと言える」と語り、ベニテス監督を擁護。続けて次のようにコメントし、チームの巻き返しを確信している。

「これからの2週間で、我々はフルメンバーを揃えることができるだろうし、その間に結果は改善されるだろう」

「ラファはチームに自分の足跡を残すための時間が必要だ。彼はチームに厚みを加えるためにサポートされるだろう。監督は時間を必要とするものだ。私は、シーズンの後半戦が好調であることを確信しているよ」

2021/12/2 23:45

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