11月26日放送の『ザ少年倶楽部』（NHK BSプレミアム）にMCとしてSnow Manの佐久間大介とラウールが出演。ラウールが同期のジャニーズJr.への思いを語ったり、佐久間が“尖っていた”時代の自らを振り返るなど、興味深いトークを繰り広げた。

　今回の放送は10月放送分のセレクションだったが、冒頭のトークで佐久間が「少クラさん、まさかの僕たち2人!?」と組み合わせに驚いてみせると、ラウールも「びっくりだよね、2人でしゃべったことないもんね～」と応答。そのどこか冷たい言葉に佐久間が「それは嘘だよ！　ショックだよ、俺喋ってると思ってたけど」と反応すると、ラウールは「それぐらい少クラでは新鮮！」と今回の組み合わせの妙をアピール。さらに「ちょっとこれ河合くんの座を奪えるかもしれない」とMC業に貪欲な姿勢を示すなどやる気を見せたのだった。

　そんな2人はMCコーナーで知られざる裏話を笑顔で展開。「2015年入所　華の同期会」という企画の未公開放送で髙橋優斗、岩﨑大昇、佐々木大光、黒田光輝、横原悠毅がトークしている映像が流れると、佐久間が「ラウールの同期」「（企画を）知ってた？」とラウールに質問。

　ラウールは「知ってたよ！　観て『くそー、呼ばれなかった』って。選抜落ちしてた」と残念そうな反応をしてみせたあと「なんだろうね。やっぱ胸アツになるというか、同期見ると」と同期への特別な思いを吐露しつつ「ジュニアマンション」に関するエピソードを披露。

「ジュニアマンション」とは人が入れる鉄枠を積み重ねた巨大セットのなか総勢100人ほどのジャニーズJr.がパフォーマンスする舞台装置だが、ラウールは「とりあえず皆入らされた。最初、一瞬おされたのよ」と自身がプッシュされた時期にマンションの1階に配置されたと説明。「やっぱ1階って先輩が絡みに来たりするシーンがあるから、けっこう良かった」としながらも「後で聞いたら2階の方がおされてるらしい。ジュニアマンションは2階が一番アツいんだって。やっぱそこには髙橋優斗とか岩﨑大昇がいたね」と裏話を明かしたのだった。

　その後、同期同士の交流について聞かれたラウールは「大昇とかはたまに会ったりしたらよくおしゃべりするし」「あとは横原とかね、（滝沢）歌舞伎も一緒だったし。けっこう年上なんだけど、横原って呼び捨てにできるから。同期だから」と回答。すると佐久間も「同期の特権だよな。わかるわ。阿部ちゃん（阿部亮平）とふっか（深澤辰哉）と山ちゃん（山田涼介）が同期。たしか」と3人の名を出したあと「深澤が山田って呼ぶ！」と、深澤辰哉が大先輩のHey! Say! JUMP・山田涼介を呼び捨てにしていることを明かし、2人は大爆笑した。

　さらに、同期の思い出を聞かれた佐久間が自らの同期はすべていなくなったことを明かすと、ラウールは「2015年はみんな残ってて。すごいだから、いい年だなって……」としみじみしていたのだった。

　また後半では「今だから聞けるデビュー当時はお互いどんなイメージでしたか？」というコーナーも。ラウールが佐久間のデビュー当時のイメージについて「正直、変わらないね」と明かしたあと「もっと遡ったら、すごい佐久間くん怖かったなあ、とかも……」と切り込むと、佐久間は「少クラで俺のエピソードでると大体怖いなんだよね」と苦笑いしながらも「尖ってたからね、Snow Man」と納得。

　それを聞いたラウールは「もう、つるつるに丸くなったSnow Manしか見てないから」と笑ったあと「いつもありがたいなと思うのは、元気じゃん、もう。だから一日頑張って頑張って、疲れた時に、佐久間くんが一声で盛り上げてくれたりするのが、やっぱありがたいなと思う」と佐久間に改めて感謝し、佐久間は「お前、わかってんじゃん！ 先輩の立たせ方わかってんじゃん」とぶっきらぼうなキャラを演じてみせたあと「いや～、ありがたい」とニッコリしていた。

　ラウールの印象について佐久間が「一番変わってるのは声変わり、だよね」と声の変化に着目。ラウールも「すでにデビュー曲の『D.D.』のキーがけっこうキツい」と明かし、そこに佐久間は「1年前の動画とか見ると、ぜんぜん声違う、高さが！」と補足した。

「ほんとにこいつ、なんかどんどん大人になってんだなーって、その成長過程が見れるのがほんといいなって思う」と、ならではの魅力を分析すると、ラウールも「おひげとかも成長して。デビュー当時は週1シェービングだったのが、今はもうエブリデイシェービング」と髭が濃くなるなど、身体的にも大人になってきていることを報告。それを聞いた佐久間は「大人になってきてんな～」と爆笑しながら「ファンの人もラウールの成長を見れるっていうのがすごくね、いいな」と感慨混じりに話す姿も、すごくよかった。

　その後、佐久間が他のメンバーの変化を質問したところ、ラウールは「岩本くん」と岩本照の名前をあげたあと彼がグループのダンスの振り付けを担っていることについて「俺らも（岩本に）信頼があるから、すごい一緒に踊って楽しい振り付けを考えてくれてありがたい」と感謝。いっぽう佐久間は「俺がオーディションの時に翔太（渡辺翔太）と山ちゃん（山田涼介）が前で踊ってたの、先生で。で、そん時翔太は結構イキってたね」と昔の渡辺翔太の尖りっぷりについて言及する。

　ラウールが爆笑しながら「今、だって、パーマかけて犬みたいだもん」と渡辺の可愛らしさに触れながら「（尖ってる時代を）想像できないんだよね。かわいらしいSnow Manを知ってるから」と話すと、佐久間は「そうなんだよね～。一時期、尖ってました。やっぱキスマイ兄さんもジュニア時代、超尖ってた。やべーと思ってたけどデビューされてから、めちゃめちゃ丸くなられて。つるっつるだなと思ったけど、俺らもそうなってくみたい」と大笑いしたのだった。

　いつもにこやかな印象がある佐久間の「怖かった」時代の話や、ラウールと同期仲間である人気ジャニーズJr.たちの交流など、Snow Manファンならずとも興味深い裏話が盛りだくさんだった今回の放送。佐久間の巧みな会話術やリードのおかげで、トーク番組などではややシャイなイメージのあるラウールも終始リラックスしてトークしていたように思える。

　今後も番組には意外な人物同士をMCに抜擢してもらい、知られざるオフレコ話を放送してほしいところだ。