広瀬アリス『ラジエーションハウス2』“広瀬すずネタ回”で主役レベルの存在感、浮き彫りになる本田翼「棒演技」との悲しい差

 窪田正孝(33)主演の月9ドラマ『ラジエーションハウス2~放射線科の診断レポート~』(フジテレビ系)の第8話が11月22日に放送され、広瀬アリス(26)の熱演が多くの視聴者の感動を呼んだようだ。

 同ドラマは、19年4月期に同枠放送された『ラジエーションハウス~放射線科の診断レポート~』の続編で、現在『グランドジャンプ』(集英社)で連載中の同名コミックが原作。医師免許を持ちながら診療放射線技師として甘春総合病院で働く、五十嵐唯織(窪田正孝)の活躍を描く。

 第8話で、放射線技師・広瀬裕乃(広瀬アリス)は、鏡に映る自分の頭皮に10円玉大に毛が抜けている部分を発見し、激しいショックを受けていた。放射線科医・天春杏(本田翼/29)に比べると、恋に仕事に負けっぱなしなことが原因のようだ。

 そんな中、裕乃は、高校時代の担任が学校で具合が悪くなったと連れてきた、女子高生・花倉乃愛(吉川愛/22)の検査を担当することに。乃愛は3か月ほど前から急にふらつくようになったそうで、痩せてはいたが下腹部だけがポッコリと出ており、彼女はそれを隠すように手で押さえていた。

 そして、乃愛がMRI検査室に入ると、唯織は彼女の頭を見て、ウイッグなどは付けていないかと尋ねる。MRI検査に金属は危険なため、仕方なくそれを外すと、なんと彼女の髪は白髪交じりのグレーヘア。乃愛はアイドルを目指しており、下腹部を気にするあまり、過度なダイエットで骨粗しょう症になっていて……という展開。

■姉妹コンプレックスネタでも堂々と演技

 今回は裕乃メインの回で、乃愛の将来のためにダイエットを止めさせようとする。乃愛には1つ年下の妹・美桜(安藤ニコ/21)がいて、アイドルのオーディションに参加。美桜は色白でスタイルも抜群なため、SNSで「妹のほうが100倍かわいい」「妹の劣化版」などという、心ないコメントを寄せる者もいるという。

 激しい腹痛に襲われても説得に耳を貸そうとしない乃愛に、裕乃は、自分が好きな男性には他に好きな女性がいて、その女性はキレイで仕事もできるため、勝手に自分と比べて劣等感を抱き、落ち込んでいたと告白して乃愛に共感。そのストレスから10円ハゲができてしまったと明かした。

 続けて、裕乃は、今、無理をして自分を大事にしなかったら、将来、ダンスを続けられない体になってしまうと忠告。元気な骨を作れるのは10代の間だけで、20歳を過ぎたら骨が栄養を吸収できないと説明すると、「夢をかなえることも大切だけど、それ以上にせっかく見つけた大好きなことを大切にしてほしい」と訴えた。

 裕乃の言葉が心に響いた乃愛は、検査に同意するのだが、このシーンで多くの視聴者は、広瀬姉妹の関係を思い浮かべたよう。ツイッター上で「広瀬すずを妹に持つ広瀬アリスだからできた役で、広瀬さんだから届いた言葉だと思う。すてきでした」などと、称賛の声が相次いでいた。

 また、演じる広瀬は自身のツイッターで。「ほらね!裕乃は私にしか出来ないでしょ?説得力あったでしょ?笑 妹に劣等感持って極端なダイエットして体調崩す乃愛ちゃん。あははっ昔の私だー。感情移入し過ぎて8話の撮影期間、心が正直超キツかったわぁ笑 観てくれてありがとうー!今の私は大丈夫だからね、しっかり受け入れて楽しく生きてます」と、胸中を明かしている。

■より浮き彫りになる広瀬アリスと本田翼の差

 さらに、広瀬の演技力も「演技の抑制がすごく上手になられてて感動した」などと、高評価を受けていたが、その一方で懸念されるのが本田翼の演技だ。ツイッター上では「テンポ感のある会話劇が好きなんだけど、だからこそ棒読み演技の本田翼が浮いて見える」「前シーズンより演技が見ていられない方向に向いてる気がする」などと、厳しい声が絶えない。

 第8話の平均世帯視聴率は10.7%(ビデオリサーチ調べ/関東地区)と、初回から2ケタキープの好調で、広瀬の熱演が大きく貢献したと思われる。広瀬に差をつけられてしまった形の本田だが、今後の伸びに期待したい。(ドラマライター/ヤマカワ)

■広瀬アリスが抜け毛を知った瞬間は?

 どんな役柄でもこなせる幅の広さが、広瀬アリス人気の秘訣のようだ。

※画像はフジテレビ『ラジエーションハウス2』番組公式ツイッター「@radiation2_2021」より

2021/11/29 18:30

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