運転手が気を失ったまま走行 自らの車を犠牲にして暴走車を止めた男性(オランダ)

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今月19日午後3時頃、オランダの高速道路を運転中だった女性がヘルダーラント州ハルデルウェイク付近で突然気を失ってしまった。コントロールを失った車はそのまま高速道路を暴走し、本線を外れて芝生を猛スピードで走行した後、再び本線に戻ってきた。

この時の女性は気を失ったままハンドルを握りしめ、うなだれた状態だったという。このままでは他の車と接触し、大惨事になるのは目に見えていた。そこへ本線を走行していたヘンリー・テメルマンスさん(Henry Temmermans)が、暴走する女性の車に気付き救出を試みることにした。

ヘンリーさんは自分の車を加速させ、本線に戻ってきた女性の車の前に立ちはだかるようにして走行し、そのままゆっくりとスピードを落としていった。これにより女性の車はヘンリーさんの車の後部に衝突するようにしてようやく停止した。

この救出劇は2台の後ろを走行していた車のドライブレコーダーが記録しており、衝突後にヘンリーさんが自分の車から降りて女性の安否を確認するために駆け寄る姿も捉えられていた。その後、女性は到着した救急隊によって病院に搬送されたという。

女性を救ったヘンリーさんは、メディアのインタビューで車の窓から女性の状況が見えたと明かしており、「私が目にした状況はあまりに良くないものでした。女性が意識がないことは一目瞭然でした」と語った。女性は衝突の衝撃で肋骨を骨折したが、のちにヘンリーさんのもとへ女性の家族からお礼の連絡があったという。

ヘンリーさんは後日、地元の市役所から表彰され、そんな彼のことを知った人々からは「この男性は本物のヒーロー」「彼は女性だけでなく事故に巻き込まれていたであろう人たちも救ってくれた」と称賛の声があがっている。誰もが「ヒーロー」と称えるなかで、ヘンリーさんはこのように自分を謙虚に受け止めていた。

「みなさんはソーシャルメディアで私を誇りに思ってくれてヒーローと呼んでくれます。しかし私自身はそのように思いません。ただ困っている人を助ける責任があると思っているだけなんです。自分がするべきことをしたまでです。」

ちなみに『Cheraw Chronicle』によると、ヘンリーさんが運転していた車は牽引しなければならないほど破損してしまったが、実は社用車だったそうでのちに修理される予定とのことだ。

画像は『RTV Nunspeet 2021年11月20日付Twitter「Nunspeter Henry Timmermans verricht heldendaad op A28」』『Buitengebieden 2021年11月21日付Twitter「Man sacrifices his car to save another driver who was unconscious..」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 MasumiMaher)

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  • 11/27 21:50
  • Techinsight japan

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この記事のみんなのコメント

2
  • トリトン

    11/28 17:29

    昔車2台で福井に行ったときもう1台の奴が寝ていて追いかけクラクション鳴らしまくりながカーチェイス焦りましたね。寝る奴は車で高速乗るなやと思うけどね。

  • あきひろ

    11/28 5:30

    日本の若(バカ)者や主婦だったら助けもせずそのままどこかに突っ込んで行く様子をスマホで撮影し嬉々としてTwitterやInstagramに投稿しそれをアホなテレビが紹介するんだろうな。

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