「最低賃金が上がっても130万円以上は稼げません」 扶養内で働く主婦の不満

キャリコネニュースでは世帯年収に関するアンケートを実施。大阪府に住む世帯年収650万円の40代前半女性(その他/パート)は「満足していることはありません」と不満を吐露した。(文:福岡ちはや)

※キャリコネニュースでは世帯年収に関するアンケートを実施しています。回答はこちらから。https://questant.jp/q/6FE3D7NZ

「少子化に貢献しているのになんだかなって思いです」

女性は家族構成と家計状況について、「子どもは食べ盛り2人と小学生1人。食費はとてもかかるし、成長していくので洋服もいります」と明かす。なんとか収入を増やしたいところだが、それができない事情があるという。

「私はパートで働いていますが、(年収が)130万円を越えると手取りが減るので、(労働)時間を増やせません。いくら最低賃金が上がっても130万円以上は稼げません。もっと稼ぐには正社員になるしかないですが、簡単に正社員にはなれないし家事もほぼ私なので、体がもちません」

パート収入が130万円を超えると夫の社会保険の扶養から外れ、自分で年金や保険料を負担しなくてはならない。すると手取りが減る可能性が出てくる、いわゆる「130万円の壁」だ。女性の不満は止まらない。

「税金も払わないといけないし、児童手当も長男は高校生なのでもらえません。そのうち長男が18歳になったら三男は2人目とカウントされ、児童手当の額は減ります。少子化に貢献しているのになんだかなって思いです。不満しかありません」

2021/11/25 18:53

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