「プラスチック製の偽物だと思った」セルフィー中の男性、遊園地でワニに襲われる(フィリピン)

拡大画像を見る

ミンダナオ島カガヤン・デ・オロの遊園地「アマヤ・ビュー(Amaya View amusement park)」で10日、ネミヤス・チパダさん(Nehemias Chipada、68)が約3.6メートル(12フィート)の巨大なワニに襲われた。

ネミヤスさんは自身の誕生日を祝うために家族と共に同園を訪れており、囲いを越えて小さな人工池がある敷地内に入り込むと水中のワニをバックにセルフィーを撮っていた。

ネミヤスさんは人工池でじっとしていたワニをプラスチック製のオブジェだと思い込んでいたそうで、ワニはネミヤスさんの左腕に噛みつくとそのまま水中に引きずり込んだ。

この時の様子は来園者の1人がカメラに収めており、中腰になったネミヤスさんが左腕を取られて動けなくなっているのが見て取れる。ネミヤスさんは助けを求めて叫んでおり、家族の悲鳴も聞こえる。

幸いにも池は浅く、ネミヤスさんは右手でワニの頭を思い切り殴り、ワニが怯んだ隙に逃げ出した。騒ぎを聞いて駆けつけた同園のスタッフはその後、出血が酷かった左腕をハンカチで止血、ネミヤスさんはそのままノーザン・ミンダナオ・メディカル・センター(Northern Mindanao Medical Center)に搬送された。

ネミヤスさんの左腕にはワニの7.6センチ(3インチ)の歯が食い込んでいたそうで、左腕と太もも8か所の傷が縫合された。さらに骨数か所にヒビが入っているため、今後は数回の手術が必要だという。

動画を撮影したロヘリオ・パミサ・アンティガさん(Rogelio Pamisa Antiga)は、当時の様子についてこのように語った。

「園内を撮影していると突然悲鳴が聞こえ、年がいった男性がクロコダイルに襲われているのを目にしました。男性の腕を嚙み切ってしまうのではと思い助けることも考えましたが戦う知識もなく、怖くて動くことができませんでした。」

なおネミヤスさんの家族は「園内にはワニについて警告する看板などが一切なかった」と遊園地側の安全管理体制の不備を指摘、娘マーシー・ジョイさん(Mercy Joy)は「もし園内にワニが生息していることを知っていたら、あの場所に入ることはなかった」と怒りを露わにしている。

これに対し同園はネミヤスさんの治療費を支払うことは約束したものの、最高経営責任者のキャンディ・アネビアさん(Candy Unabia)は園側に過失があったことを否定し「ネミヤスさんはワニを偽物だと勘違いしたようですが、人工池がある場所は立ち入りが禁止されています。看板も設置されており、注意事項についてはツアーガイドからも念押ししてもらっています」と述べている。

ちなみにこのニュースには、「これは自己責任」「そもそも、囲いの中に入り込むのがどうかしている。看板がなくても立ち入り禁止なのは分かるはず」「とんだ誕生日だね」「かなり大きなワニ。怪我だけで済んでよかった」「家族の中に止める人はいなかったの?」といったコメントがあがっている。

なお今年8月には、米ユタ州の動物エンターテイメント施設でワニが女性調教師(ハンドラー)に襲い掛かる事故が起きた。調教師は男性が水槽に飛び込んだことで救出され、当時の衝撃映像が拡散した。

画像は『The Daily Star 2021年11月24日付「Tourist savaged by crocodile after mistaking beast for plastic model at theme park」(Image: ViralPress)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 A.C.)

関連リンク

  • 11/25 15:50
  • Techinsight japan

スポンサーリンク

記事の無断転載を禁じます