ブリット・アワード、男女別のカテゴリーを廃止へ 来年2月8日開催の授賞式から

イギリスの音楽の祭典「ブリット・アワード」が、来年開催される第42回授賞式から性別でカテゴリーを分けることなく賞を授与することを発表した。

「ブリット・アワード」の性別で分けられたカテゴリーについて、昨年、2019年にノンバイナリーであることを公表したサム・スミスが次のように呼びかけていた。「『ブリット・アワード』は、私のキャリアにとって非常に重要です…私にとって音楽は一体化するものであって分断するものではありません。授賞式が、私たちが住む社会を反映したものになる時を楽しみに待っています。性別、人種、年齢、能力、セクシュアリティ、階級に関係なく、みんなのことを祝福しましょう」。これに対して「ブリット・アワード」の主催者は性区別の廃止を検討中であり、さらなる協議を続けると表明していた。

来年からの変更点は、上記に加えて4つのカテゴリーを新設することも明らかに。オルタナティヴ/ロック・アクト、ヒップホップ/グライム/ラップ・アクト、ダンス・アクト、ポップ/R&Bアクト。

第42回「ブリット・アワード」授賞式は、2022年2月8日にロンドンのO2アリーナで開催。司会はこれまで連続4回務めたジャック・ホワイトホールから、モー・ギリガンが引き継ぐ。YouTubeで視聴が可能だという。

(Hiromi Kaku)

2021/11/25 13:45

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