新生なでしこに招集されたMF猶本光が遠征に意気込み「目指しているサッカーを表現」

 日本女子代表(なでしこジャパン)としてオランダ遠征中のMF猶本光が取材に応じコメントした。

 なでしこジャパンは1月にアジアカップを控え、オランダへの遠征を実施。25日にアイスランド女子代表、29日にオランダ女子代表との国際親善試合を予定し、海外組を含めてキャンプを張っている。

 10月に池田太氏が監督に就任し新体制となった新生なでしこ。猶本は国内組のみで行った先月のキャンプについて触れつつ、試練となる2試合への意気込みを語っている。

「10月のキャンプ、ここまでの2日で練習、ミーティングをしてきて、チームとしてどういうものを目指すかということは落とし込まれていると思いますが、それを試合で実際にトライしてみて、そこから見えてくるものもあると思います。それをまずはこの2試合でチームとして目指しているサッカーを表現することで、アジアカップにつながると思います」

 今夏行われた東京オリンピックのメンバーには招集されず、新チーム始動からの選出となった猶本。同選手は改めて「ボランチで出る可能性が高いと思うので、まず中盤の守備で勝つことを意識してやりたいですし、攻撃の時は普段前目のポジションをやっているので、そういったことを出していきたいと思います」とポジションに触れつつアピールポイントについて言及した。

また、昨年フライブルク(ドイツ)から浦和レッズレディースに復帰した猶本。今季開幕したWEリーグでも印象的な活躍を見せている同選手は「ドイツのサッカーとレッズのサッカーは全然違いますし、代表に来たら代表のサッカーがある。その中で適応するというか、チームのやり方を理解して適応した上で自分のプレーを出すことが大事」と海外経験で得られた経験についてコメント。代表活動の中でも見せていく個人の目標については次のように語っている。

「チームのやり方をまず落とし込んで10、11月やってきて、それを初めてトライする国際試合になるので、そこをしっかり意識しつつ、ゴール前に行ったときにはレッズでやっているようなプレーを出していきたいと思います。でもまずはやってみないと、流れとかもあるので、今はまだ難しい感じですね(笑)」

「チームの流れをつかめたら、そういったことにもどんどん絡んでいけると思います」

2021/11/24 23:57

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