OL生活のストレスをデスメタルカラオケで発散! 新シーズンがスタート間近のアニメ「アグレッシブ烈子」を分析
TOKYO FMの新音声サービス「AuDee(オーディー)」にて配信中の番組「山田玲司とバグラビッツ」。漫画家・山田玲司と俳優・伊澤恵美子が、カルチャーやニュースをもとに“恋愛”を分析していくトーク番組です。11月7日(日)の配信では、アニメ「アグレッシブ烈子」について分析しました。
「山田玲司とバグラビッツ」
◆「アグレッシブ烈子」って?
サンリオのキャラクターである烈子は、OLとして働くレッサーパンダの女性。会社で上司や同僚たちの振る舞いに不満を抱えており、日ごろの鬱憤はカラオケで発散。かわいらしい見た目とは裏腹に、デスメタルを歌うギャップが作品の魅力の1つとなっています。
山田:元々は「王様のブランチ」(TBS系)の企画アニメだったんですよね。テレビのワンコーナーをアニメが埋める形式です。烈子というキャラクターは「王様のブランチ」を観ている女子たちに向けて「あんたたちってこういう人だよね」っていうのをぶつけてきたんですよ。その内容たるや、なかなかに強烈でした。
伊澤:見た目はかわいらしいんですけどね。キャラリーマン商事株式会社の経理部で働いている設定です。
山田:すっごくクラシックな制服を着ているよね。
伊澤:「ショムニ」(フジテレビ系)みたいなね(笑)。いろんな動物たちが人間の服を着て、まるで人間のように暮らしています。
山田:最近のアニメだと「オッドタクシー」に近い表現の作品です。映画だと「ズートピア」ですよね。
(左から)伊澤恵美子、山田玲司
◆Netflixでオリジナルアニメが配信中
「アグレッシブ烈子」は2018年にNetflixオリジナルアニメとして配信を開始。現在はシーズン3まで放送されており、シーズン1では烈子の上司にあたるトン部長との確執が描かれています。
伊澤:烈子の経理部の部長、豚のトン部長の話をしましょうか。
山田:トン部長ね。1987年に入社なんで、僕の1歳年上です。
伊澤:そうなんだ(笑)!
山田:なので、観ているとつらくって(笑)。「バブルの落とし子がゆとり世代に物申す」ってやつですよ。序盤は仕事もしないでゴルフばっかりしていてね。
伊澤:そうそう。
山田:ただただ、烈子に圧をかける嫌な上司として描かれているんですけど、のちに“人生の真理”みたいなものを語ってくるんですよね。「俺たちは何者なのか」「商社で働くやつらは他のやつらと何が違うのか」とかね。
考えていることが烈子とあまり変わらねぇなってところが見えてくるんです。トン部長と烈子の関係ってすごく深いですよね。
伊澤:トン部長って最初は“敵”として、パワハラ上司として存在しているんですけど、実は烈子ってトン部長から受け取っているメッセージが多いんですよね。
次回の11月14日(日)配信分は、「アグレッシブ烈子」に登場する個性的なキャラクターについて分析します。
----------------------------------------------------
「山田玲司とバグラビッツ」音声コンテンツ
スマホアプリ「AuDee(オーディー)」では、スペシャル音声も配信中!
----------------------------------------------------
<番組概要>
番組名:山田玲司とバグラビッツ
配信日時:日曜22:00配信
パーソナリティ:山田玲司、伊澤恵美子
番組Webサイト: https://audee.jp/program/show/100000214