Tショーツ愛用者、左右バストの大きさが違うetc. 実は少数派じゃない下着の秘密

こんにちは、元下着販売員のちーちょろすです。

下着の話はデリケートなので、同性だったとしてもそんなに話すタイミングはありませんよね。

話さないからこそ「周りってどうなんだろう?」と気になったり、一般的に「下着とはこういうもの」というイメージを正解だと思い込んでしまったり、実際はどうなのかを知るタイミングは少ないです。

今回は「えっ!そんな人いるの!?」と驚かれることが多くても、下着販売員からするとよくいるお客たちについてご紹介していきます。

◆Tショーツ愛用者

「Tショーツを履いている=エロい」というイメージは今でも強く、履いているだけで「Tショーツを履いているなんて!!」と驚かれるパターンも少なくありません。

しかし、Tショーツは以前に「女子SPA!」でもご紹介した通り機能的なアイテムです。

もちろんファッションとして楽しむ人もいますが、普段使いをしている人は、機能的に使いやすいから着用している場合が多いです。

最近では可愛らしいものやお尻を覆(おお)う面積が広めなTショーツなど、初心者さんでも使いやすく可愛らしいものも増えているので挑戦される人も増えている印象です。

◆小学生でブラデビュー

小学生だと「スポーツブラ」と呼ばれる柔らかく白い綿のブラを着用する人が多いですが、体の成長は人それぞれなので、小学生のうちに大人と同じようなホックつきのワイヤーブラを着用する人も少なくありません。

お母様がお店で採寸とフィッティングをお願いしてくれた中には、小学生でEカップという人もいました。

「小学生だから」「中学生だから」と、年齢でブラジャーが必要かどうかを判断するのではなく、「そろそろ必要かもしれない」と感じたら下着屋さんに相談してみましょう。

◆バストに左右差がある

バストの左右差を気にする人が多いですが、実はバストに差があるのは普通のことなんです。筆者の経験上ですが、一般的に左の方が大きい人が多い傾向にあります。

だいたいのブラジャーにはパッドが無料でついていますが、これは左右差を調節したりバストのシルエットをより美しく見せるためのものです。

調節が必要なくらいの差がある場合は、大きい方のバストに合わせて。小さい方が浮いてしまうようであればパッドを足してあげましょう。

◆アンダー75以上が太っているとは限らない

身長等の特徴を考慮せずに「女性の体重が50キロ以上だとデブ」と思い込んでいる男性がいるように、「ブラジャーのアンダーバストが75センチ以上だと太っている」と思い込んでいる人も多いです。

しかし、身長が高ければアンダーは大きくなる傾向にありますし、骨格が75センチであればどれだけ痩せても75センチ以下にはなりません。

現にアンダーが75センチ以上の女性は多く、ボディポジティブという言葉も認知されてきた影響か、アンダー80以上のブラジャーを作る企業も増えています。

イメージのサイズにとらわれるのではなく、自分にとって着心地の良いサイズを着用するのがよいでしょう。

◆一人ひとりにぴったりのサイズや下着との付き合い方がある

下着はアニメや漫画、グラビアなどで目にする情報が多いと思います。しかし、それらは必ずしも専門知識が伴っているわけではありません。

また、その影響で「これを着用している人はこういう人」というイメージが一人歩きをしているケースも珍しくありません。

骨格や、何を良しとするかは十人十色で、それぞれの人にぴったりのサイズや下着との付き合い方があります。

元下着販売員としては、イメージにとらわれず自分が「良い」と思った選択をしてみてもらえると嬉しいです。

<文・イラスト/ちーちょろす>

【ちーちょろす】

下着の魔法使い。販売員時代の知識を活かして、下着で自分に魔法をかけるための知識をnoteやTwitter、YouTubeで発信中。特技はサイズを当てること。趣味は下着屋さん巡り

2021/11/24 15:46

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