AKB48『紅白』またも落選、かつてモー娘。が「やっぱり悔しい」ももクロは「もう泣き疲れた」と吐露したことも

今年は7月に『乃木坂に、越されました~AKB48、色々あってテレ東からの大逆襲!~』(テレビ東京)をスタートすると、そのタイミングで1年半ぶりとなるシングル『根も葉もRumor』(9月29日発売)のリリースを発表。センセーショナルな番組タイトルが話題になり、そのうえ姉妹グループが参加しないAKB48“本家”メンバーのみによる新曲はロックダンスを取り入れた超高難度な振り付けで注目を集めた。

10月にはNHK『うたコン』をはじめ複数の音楽番組に出演。11月も『ベストヒット歌謡祭2021』(読売テレビ・日本テレビ系)、『ベストアーティスト2021』(日本テレビ系)、『ミュージックステーション』(テレビ朝日系)と立て続けに『根も葉もRumor』を披露して露出が増えていただけに、ファンも『紅白』出場を期待したのではないだろうか。48グループ3代目総監督の向井地美音や最年長メンバー・柏木由紀はSNSで「今年も出場の夢は叶いませんでした。。正直なところ悔しい!です!」、「紅白歌合戦のステージで根も葉もRumorをみんなと踊りたかったなぁ」と胸中を明かしている。

振り返ればモーニング娘。は1998年に初出場となる『第49回NHK紅白歌合戦』で『抱いてHOLD ON ME!』を披露して以降、2007年まで10年連続出場した。AKB48が中川翔子やリア・ディゾンと3組による“アキバ枠”で『紅白』に初登場したのが2007年である。モーニング娘。OGの高橋愛は、2015年9月にブログでまだAKB48の現役メンバーだった小嶋陽菜と初めて会食したことを綴るなか「むかーし紅白のリハの時に話しかけた時の事も覚えててくれて…嬉しかった」とNHKホールでの出会いを懐かしんだ。

“アキバ枠”の後、AKB48は2009年から2019年まで連続出場しており、指原莉乃は2010年11月にブログで「紅白歌合戦に出演できることが決定しました!! 毎年おじいちゃんおばあちゃんの家でみてたんです そんな番組に出れるなんて幸せだ!!」と感慨にひたっていた。前田敦子や大島優子という絶対的エースに続き、48グループの人気を牽引してきたのはHKT48に移籍して『選抜総選挙』で三連覇を成した指原である。2019年4月にHKT48を卒業するが、その年の『紅白』でAKB48は指原をリスペクトするかのように『恋するフォーチュンクッキー~紅白世界選抜SP~』を披露した。

一方、2007年で連続出場が途絶えたモーニング娘。は2013年1月に発売した新曲『Help me!!』が久々にランキング首位を獲得。その年は4月と8月にリリースしたシングルも1位にランクインする人気ぶりで『紅白』復帰を予感させた。しかし時代はAKB48全盛とあって、11月に発表された『第64回紅白歌合戦』出場歌手に48グループから3組が選ばれながらモーニング娘。は入っていなかった。

当時モーニング娘。の現役メンバーだった鞘師里保は1月から「紅白に出たい!」とこだわっていただけに、落選が分かるとブログで「来年からもチャンスはあります!! …でもやっぱり悔しい。うん。さらにさらに頑張っていきます!」と複雑な思いを吐露しており、前年に第8代目リーダーとなった道重さゆみは「今年の目標の一つでもあったので、もちろん悔しい気持ちはあります…」と明かしながら、従来の活動に向けて「このまま突っ走ります!」と気持ちを切り替えていた。

AKB48の良きライバルであるももいろクローバーZは2012年に『第63回NHK紅白歌合戦』で念願の初出場を果たし、2013年、2014年と3回連続出場するも2015年の第66回は落選した(ちなみにこの年は乃木坂46が初出場している)。ももクロのリーダー・百田夏菜子は当時のブログで「もう泣き疲れた。笑」と切り出し「今でも情けないくらい紅白ってワードを口にするだけで涙がでてくる。出たかったー! 5人で! いつだって私たちの夢だった」と綴っていた。前年の『紅白』は有安杏果がインフルエンザにかかり4人で出場したからだ。

ももクロは2015年に落選が決まると「私達は紅白歌合戦を卒業します」と宣言。同年12月31日に都内でライブ『第1回 ももいろカウントダウン ~ゆく桃くる桃~』を行い、2017年からは『ゆく桃くる桃 ~ももいろ歌合戦~』に進化を遂げてチーム対抗形式の年越しイベントを続けている。またモーニング娘。は2005年にOGと現役メンバーによるドリームモーニング娘。で『第56回NHK紅白歌合戦』に出場したが、その後2011年1月にはOGのみで「ドリームモーニング娘。」を結成してコンサートツアーを行った。

AKB48が『紅白』に2年続けて落選したことを受けて、向井地と柏木は「今のAKB48で、あの舞台へ。大きな目標を胸に来年も頑張ります」、「これからもがむしゃらに走り続けます。まだまだ諦めてないです」と意気込んでいるだけに、ももいろクローバーZやモーニング娘。が成し得ていない『紅白』復帰を期待したい。

画像2~4枚目は『AKB48 2021年11月14日付Instagram「ミュージックステーション集合写真」、2020年12月30日付Instagram「輝く!日本レコード大賞」』『高橋愛 2015年9月12日付オフィシャルブログ「GM」』のスクリーンショット

(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)

2021/11/23 14:48

この記事のみんなのコメント

12
  • 雪兎

    12/4 0:33

    AKB、コロナで寿命が縮まる。直接会える握手にしか興味なしで円盤買わないAKBファン。グッズを買い続けるジャニーズファンや韓流ファンと対照的。男性と女性の脳構造の違いが良く出ていて、女性はゲーム課金も多額なんだよね

  • エッコ

    12/3 21:51

    「目くそ鼻くそを笑う」をコメント欄で体現してくれるとは!良いお手本過ぎて素晴らしい(笑)

  • 観音寺六角

    12/3 19:49

    顔がいないからムリだろう😶

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