カウンターで笑いが絶えない大阪焼肉! 絶品肉が味わえる名物店主の店

「大阪のすごい焼肉屋に行くけど、東京カレンダーさん来る?」

10月某日。寺門ジモンさんからそんなお誘いを受け、急遽、取材班は現地へ赴いた。



※コロナ禍の状況につき、来店の際には店舗へお問い合わせください。

「大阪焼肉」とは、「面白い焼肉」ってこと

このTHE焼肉な雰囲気、たまらなくない?


「大阪焼肉ってのは、面白い焼肉ってことなの。そのすべてが詰まってるのがこの店なんだよ」

待ち合わせの時刻ちょうどに姿を現した寺門ジモンさんは、開口一番そう教えてくれた。

すると、すぐその後ろを横切り店の裏口へと駆け寄る人物に出会った。

彼こそ『生ホルモン処 おさむちゃん。』店主の内山長務さん。本山葵を片手に「わさび、バカよね〜♪」と歌いながら仕込みに戻る。

その姿を見て寺門さんがニヤリと笑みを浮かべ「これが大阪焼肉。肉のうまさだけじゃないの。“おさむちゃんショー”こそ、神髄なの」と耳打ちしてくれた。

店主・おさむちゃんが魅せる!2時間半コースの気になる内容とは


肉をカット前にショーアップするのが、おさむちゃんスタイル。

「タンはステーキでお出しします。なぜなら、みなさんが“ステーキ(素敵)”だから」

この日のタンは神戸の雌牛。「外はカリッと、中はプリップリ、ジューシー。10分以上焼き込むなんてすごい」と、寺門さんは語る


ショーのスタートは17時から。

席に座れば背中と扉がくっつき、30cmの幅にも満たないカウンターのみの『生ホルモン処 おさむちゃん。』の店内は、撮影スタッフが入る余裕もない。

隣と肩が触れ合うほどの距離で食べる焼肉のどこが、“弩級”なのか。

訝しむ我々を面白がるように、まずおさむちゃんが取り出したのは黒毛和牛のヘレ。

その脂のノリ具合に度肝を抜かれたのも束の間、角の立った深紅のレバーに丸ごと1本のタン、巨大なハラミにミノと次々と肉の塊が登場!


タンは梅ソース、本わさびとともに。

新潟産コシヒカリの新米にハラミをのせて


それらひとつひとつを軽妙なギャグとともにプレゼンし、丁寧に切り分けてから、ロースターを駆使して焼き上げていく。

季節を感じるキムチや悶絶級のクッパが登場!

「焼肉って季節感がないんで、せめてキムチで感じてね」店主の嬉しい心遣い


あまり漬け込まず、サラダ感覚で味わうキムチ。

とうもろこしやクリームチーズ&くるみなど変化球の食材も堪らない。

焼きレバーの食感は、生クリームのごとき滑らかさ!


大分産の牛のレバー。焼いても、その滑らかさに感動してしまう。

人生で一番のクッパになりえる味と太鼓判!


とろ火で丸2日間炊いたというクッパ。

「すんごいコクがある!もぉ天才!」と悶絶する寺門さん。

ロースターで肉を焼き始めると、煙とタレの香りは一気に外に漏れ出し、行き交う人々が振り返る。「トップアスリートも芸能人も有名シェフも。全員が横一列で、童心に返ってはしゃげるのがいいのよ」と寺門さん


『生ホルモン処 おさむちゃん。』の予約難易度も“弩級”らしい。

「何度か訪れて初めて次回の予約が取れる、もしくは直通電話を教えてもらえる。俺だってまだ知らないんだから。

しかもようやく番号を知っても、かけたところで出ないっていうんだから、予約の取りようがないじゃない(笑)」

そう寺門さんがぼやくと「女性は苦手なんで男性限定ですけど」と、茶目っ気たっぷりにおさむちゃんが返した。

「この肉、30枚食べたい!」と口をつく旨さ


いくらでも食べられそうなほど美味しい“ツラミ”。

焼き上がりにはすり下ろしたゴマを巻いていただく。思わず寺門さんが「30枚食べたい!」と漏らした。

とにかく楽しい。そして“弩級”にうまい!シンプルだが、それこそが大阪焼肉の底力なのかもしれない。



肉そのものがうまいのはもちろんだが、サイドメニューのキムチやクッパにも至極の旨みを感じられる。

そして、席の数が限られているからこそ、おさむちゃんの魅力を客全員が一緒に体感できるのだ。

『生ホルモン処 おさむちゃん。』は、人情の街・大阪らしい一軒である。


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