ジャニーズ祭りの日テレ『ベストアーティスト』過去映像の編集に四苦八苦

 17日に日本テレビ系の音楽特番『ベストアーティスト2021』が放送された。20周年を記念して、番組では20年分の秘蔵映像を「惜しみなく大放出」するジャニーズ特別企画も用意されたが、脱退したメンバーのいるグループについて不自然に編集された映像が相次ぎ、視聴者からツッコミの声が殺到しているようだ。

 「3大熱狂企画」のひとつとして大々的にプッシュされたジャニーズの過去映像企画。TOKIOは、今年3月いっぱいで退所した長瀬智也の歌唱シーンはしっかり映っていた一方で、女性絡みの不祥事で退所した元メンバーの山口達也氏の姿はなし。唯一、ヒット曲「AMBITIOUS JAPAN!」を歌うためにメンバーが順々にステージに駆け足で登場するシーンで、山口氏と思われる姿がわずかに見切れた程度だった。

 関ジャニ∞は、退所した渋谷すばると錦戸亮を含む7人体制の時の映像が流れたが、引きの絵では7人が映ったものの、カメラが寄った瞬間、退所した2人を何とか映すまいと、不自然に観客の盛り上がる映像を入れるなどして見事に2人を“消去”。

 続々とメンバーが脱退したNEWSは、山下智久と錦戸がまだ在籍していた時代の「恋のABO」の映像が流れたものの、山下と錦戸がメインで歌っているパートは当たり前のようにカット。別の年の歌唱シーンをミックスするなどして、現メンバーの3人で歌っているように編集されていた。

 KAT-TUNも同様で、2011年と2013年の映像を数秒ごとにつなぎ合わせたり、画面の一部を不必要にズームすることで、退所した赤西仁、田中聖、田口淳之介の姿を映さず、あたかも最初からいなかったかのような扱いになっていた。

「山口、田中、田口は逮捕歴もあるのでカットされても仕方ないが、退所しただけの元メンバーたちを消し去るのは、あくまでテレビ局側が“勝手に”ジャニーズに忖度しているだけだといいます。しかしデビュー当初から応援しているファンからすれば、露骨に編集された映像を“秘蔵映像”として放送されても納得のいくものではないでしょう」(芸能記者)

 とはいえ、退所組の映像をカットするのには、それなりの事情があるのだという。

「山下、赤西、手越らを筆頭に、退所後もタレントとして活動している者は多い。そのため、たとえジャニーズ時代の映像といえど、無断で使用してしまえば、本人や彼らの所属事務所からクレームを入れられる可能性も。実際に、同局の人気ドラマ『ごくせん』が昨年末に再放送された際には、赤西側にちゃんと事前確認の連絡を入れています。しかしNEWSだけでも、グループの元メンバーのうち、退所者は5人もいる。いちいち許諾を得るのも手間だと考え、今回は彼らの映った映像を使わない方針にしたのかもしれません。とはいえ、あそこまで細かく編集したとなると執念のようなものを感じますが……」(テレビ局関係者)

 もっとも、ジャニーズのこうした過去映像企画自体、各局は敬遠気味のようだ。

「確かにジャニーズなら過去映像でも数字が上がるかもしれないが、Snow Manやなにわ男子ら現役の若手メンバーを出したほうが若い視聴者を取り込めるし、面倒な手間も省ける」(民放キー局の音楽番組スタッフ)

 退所組の中でも山下は、来年4月期のNHKの連続ドラマに主演すると報じられているほか、日本テレビ傘下のHulu Japanも製作に加わった多言語ドラマシリーズ『Drops of God/神の雫(仮題)』での主演も決定しているのだが……。不自然にテレビから消し去られる状態は今後も続いていくのだろうか。

  • 11/22 13:00
  • サイゾー

スポンサーリンク

記事の無断転載を禁じます