月数千万円を稼ぐ起業家が「お金を稼ぐことは悪」という風潮に思うこと

中卒で地元建設会社に就職。その後、漁師、大手運送会社勤務を経て、「株式会社好きなことで生きていく」を設立した異色の経歴を持つ水島翔。現在は、FXやネットビジネスで月収数千万円を稼ぐ。「好きなことで生きていく」を信条に、自分のライフスタイルや生き様を発信するこの若者は、いかにして成功を手にしたのか。

◆成り金みたいでカッコ悪い?やる気に火がつくなら、きっかけは何でもいい

 私は30代前半まで中卒のただのサラリーマンでしたが、自由に生きることができるお金と時間が欲しくてFXやネットビジネスを始め、3年で月収数千万円稼げるようになりました。会社員時代に思い描いていた「好きなことで生きていくライフスタイル」をある程度実現させることができたのは、行動し続けたからでした。

 行動し続けるモチベーションを保つには「これが欲しい」「こんなふうになりたい」とリアリティを持ってイメージをし、ワクワクした気持ちを持ち続けること。

 そして、目標を可視化しリアリティをより明確にするために、「ビジョンボード」を作ることもお話ししました。乗りたい高級車、身につけたいブランド品に高級腕時計、住みたいタワーマンション、リゾートでの自由な暮らし……ビジョンボードを作って3年くらいたった今、私はフェラーリ488GTBやフェラーリF8、クルーザーなども購入し、ビジョンボードに描いていた大半を手に入れることができました。

 今の時代、高級品だとかブランド品だなんて成り金みたいでカッコ悪いと思う人もいるかもしれません。でも「フェラーリに乗りたい」「タワーマンションの最上階に住みたい」という気持ちでもっと稼いでやる!とやる気に火がつくなら、私はきっかけは何でもいいと思っています。

◆お金が持っている本当の「力」とは?

 世界的ベストセラー『金持ち父さん 貧乏父さん』で、貧乏父さんは「お金は諸悪の根源だ」と言っていたのに対し、金持ち父さんは「お金がないことが諸悪の根源だ」「お金はパワー」と言っていました。私も、お金には「力」があると思います。

 多くの方は生活費を稼いだり住宅ローンを返済するために仕事をしていますよね。つまり、時間を切り売りした対価が給料になっています。しかし、お金があれば、大切な家族と過ごすかけがえのない時間、自分の好きなことをする自由な時間、自力でお金を稼ぐための自己投資の時間などをつくり出すことができるのです。

 仕事で奪われていた人生の大切な時間をつくり出す――これが、お金の持つ力だと思っています。

◆モノではなく体験を買うことに意味がある

 もう一つ、私がこういった一級品を買う理由が「体験」です。私はいつも「モノを買うんじゃない、体験を買うんだ」と自分に言い聞かせています。

 例えば数千円で宿泊できる駅前のビジネスホテルと、1泊10万円するザ・リッツ・カールトンは同じホテルでも、泊まったときに“見える景色”は全然違います。一流のホテルは食事もサービスもおもてなしも、内装のこだわりも窓から見える景色も超一流で最高峰。こんな部屋に泊まればモチベーションもさらに高まりますよね。この買い物で得た体験は、きっとさらなる成長へと導いてくれるはず、そう思っています。

 フェラーリを2台買ったのも「体験のため」です。一つひとつのオプションへのこだわり、接客、納車時のおもてなし、アフターサービス、オーナーになった喜び、実際に運転したとき体に伝わってくる振動や排気音、すべてがワクワク感に繋がり、モチベーションが高められています。

◆タクシーに乗ることも体験として生かす

 私は富山県に住んでいて自分で車を運転して移動しているので、タクシーに何千円、何万円を払うのはすごく抵抗があります。たまに仕事で東京に行くとき、都内の移動は専ら電車でした。会社員の人もタクシーに頻繁に乗ることはないですよね。でも「経験」としてたまに使ってみるのは、すごく大事だと思います。

 実際に電車移動や歩きと、タクシー移動との違いを体感してみる。タクシーの車窓から、歩いているサラリーマンの方たちを見ることで向こうの感情を想像したり、自分はいつも何を考えながら歩いているのか振り返ってみたり。あえて1000円、2000円払ってでも、経験のため、視点を変えるためにもアンテナを立ててタクシーに乗ってみると学びがあると思います。

 今でこそ都内はタクシー移動するようになりましたが、たまには電車に乗るようにしています。それは、面白みがなくルーティンな毎日が続くだけだったサラリーマン時代……私自身、そういうライフスタイルから抜け出したかったので、「初心を忘れたくない」という意味でたまに電車に乗ったり、あえて通勤ラッシュで混んでいる道を走ったりもします。

 皆さんもお金のある人生を想像してみてください。自由な時間だって、お金でつくり出すことができます。行動するのは、今からでも遅くありません。

◆好きなことで生きていくKeyword

「お金がないことが諸悪の根源だ」「お金はパワー」

 日本では「お金を稼ぐことは悪」という風潮があります。お金を持っていることを見せびらかすのは下品と思われるかもしれません。

 お金で手に入らないものがあるのも事実ですが、やりたいこと、欲しいものを手に入れるにはまずはお金が必要で、お金で解決できる悩みが多いのも事実ではないでしょうか。この「事実」から目を逸らし、「お金は諸悪の根源だ」と言ってしまっては、貧乏父さんと同じです。

 お金で買えるブランド品や高級品なんてオマケみたいなもの。お金には、時間をつくり出す力があります。そのためには行動を起こすことが必要です。たとえ物欲がきっかけでも、やる気が湧き、モチベーションが保てるなら、それでもいいと思います。私くらいのライフスタイルなら少し頑張れば誰でも手が届く。私はそんな存在でいたいと思っています。

―[好きなことで生きていく]―

【水島翔】

「株式会社好きなことで生きていく」代表取締役。1984年、富山県生まれ。高校を中退し、地元建設会社、漁師、大手運送会社に勤務。会社員生活を送るが、FXに出合い、’17年にネットビジネスを開始。10か月後に月収850万円を突破。現在は好きなことで生きていくために自分のライフスタイルを発信。地域創生のために飲食事業や不動産事業なども展開する。インスタグラム@shooooo.__/

2021/11/22 15:54

この記事のみんなのコメント

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  • 『他人よりお金を稼ぐこと』が悪くて『他人より贅沢すること』も悪いっていう風潮があるよね

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