『ミラベルと魔法だらけの家』家族を描く作品の魅力 監督が映画の“ハート”を語る

 本日11月21日は家族の日。ディズニー・アニメーション・スタジオのアニメ映画最新作『ミラベルと魔法だらけの家』の監督を務めたバイロン・ハワードとジャレド・ブッシュは、本作が“家族”をテーマとした物語であることを明かした。

 主人公ミラベルが生まれたのは、魔法にあふれる不思議な家に住むマドリガル家。その家では5歳の誕生日を迎えると、“魔法のギフト(才能)”という特別な力が家から与えられ、花を咲かせる魔法やどんなものでも持ち上げられるパワーの魔法など、ギフトを使って日々を楽しく過ごしていた。

 それぞれに与えられる魔法は違ったもので、例えば動物が好きであれば<動物と話せる魔法のギフト>、どんな小さな声も聞こえる<聴力のギフト>など、マドリガル家にとって魔法は困難にぶつかったときに解決するための能力やパワーではなく、日常の中に“魔法”がある生活を送っていたのだ。

 そんな大家族の中、ミラベルだけは魔法のギフトが与えられなかった。彼女は「なぜ自分だけ魔法が与えられなかったのか?」と思い悩むものの、家族の前では持ち前の明るさで振る舞い、誰よりも家族のことを考える心優しい女の子。ある日、家に大きな亀裂を見つけ、魔法の力が失われていることに気付いたミラベルは、1人立ち上がることを決意する。

 世界中で大ヒットした『ズートピア』を監督し、本作でもジャレド・ブッシュと再びタッグを組むこととなったバイロン・ハワードは、この最新作を作る際、映画のハートに据えるべきものを“家族”と決めていたという。

 バイロン監督は「二人ほどのキャラクターではなく、親族たちの大家族のストーリーを語れたら素晴らしく面白いのではないかと私たちは考えました」と語り、「大家族の複雑な人間関係を祝福し、また、それが本当の意味でどのように機能するものなのかを理解したいと私たちは思いました。私たちは自分の家族のことをどれほど知っているのでしょう? 彼らは私たちのことをどれほど知っているのでしょう?」と問いかける。

 実際、本作では唯一魔法を持たないミラベルが家族の前では明るく過ごしていたものの、人知れず1人疎外感を抱えていたり、完璧に見えた魔法のギフトを持つ姉たちが、その裏側ではプレッシャーを抱えていたりと、近い存在だからこそ見えないものがあるのだ。

 それでもミラベルは、魔法を持つ大家族のことを心から愛している。だからこそ、家族に危機が迫ったとき、1人でも勇敢に立ち上がるのだ。ジャレド監督は「彼女は、並外れたマジカルな人々ばかりの家族の中にいる、ごく普通のメンバーです。自分がどういう人間かとか、自分がどんなことをやり遂げたかということには目が行かず、自分よりも大きなことや良いことをやっている人物にばかり目が行ってしまう。誰もが共感できるキャラクターがミラベルです」と語っている。

 家族のことを愛するからこそ、魔法を持たなくとも「家族のために何ができるのだろうか?」と考えるミラベルの姿は、私たちが過去に経験したことがあるような思い出と重なる場面も多いはず。魔法を持たないミラベルが家族の危機を前に放つ唯一の魔法…輝かしい“勇気”は、映画館で観客の心を明るくともしてくれそうだ。

 アニメ映画『ミラベルと魔法だらけの家』は、11月26日より公開。

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