津波の高さが海岸で観測された2~4倍に!? 「遡上高」のメカニズムについて、専門家が解説!

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手島千尋アナウンサーがパーソナリティを務めるTOKYO FMの番組「防災FRONT LINE」。11月13日(土)の放送では、東北大学 災害科学国際研究所の菅原大助さんに、津波の「遡上高(そじょうだか)」についてお伺いしました。


※写真はイメージです



みなさんは“遡上高”という言葉を知っていますか? 遡上高は、津波が海岸から陸上へ浸入し、地形に沿って地面を這い上がっていき着いた最終到達地点の標高を指します。一方、一般的な“津波の高さ”は、海岸の検潮所などで観測された高さのことで、気象庁が津波予報で予測する津波の高さは“海岸に到達した時点の高さ”を指します。ただし、地形によっては、遡上高が海岸で観測された津波の高さの2~4倍に達することがあります。

なぜ、遡上高が海岸で観測された高さよりも高くなるのかというと、菅原さんは、「地形にもよるので、必ずしも高くなるわけではないのですが、例えば、岩手県の三陸沿岸のようなリアス式海岸だと、海岸のほとんどが崖や谷で、急勾配の斜面になっています。そういう場所だと、大きな白波を立てて迫ってくるような勢いがあり、かつ流速がある津波になるので、その勢いに乗って海水が斜面を駆け上がります。そうすると、海岸付近の津波の高さよりも、遡上高のほうが大きくなることが起こり得えます」と、そのメカニズムを説明します。

この遡上高のメカニズムを踏まえて、万が一、巨大津波が発生した場合の避難方法のポイントについても伺いました。

「低い高台で孤立した島みたいな場所だと、それを上回る津波がきたらどこにも逃げられなくなってしまうので、より高いところに逃げられる余地を残せるような避難場所を選ぶといいと思います」

山が多い地域に住んでいる人は、より高い山に避難できる場所を避難先に、街中では、なるべく海や川から離れた高い建物や津波避難ビルに避難することを心掛けましょう。

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聴取期限 2021年11月21日(日) AM 4:59 まで
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<番組概要>
番組名:防災FRONT LINE
放送日時:毎週土曜 8:25~8:30
パーソナリティ:手島千尋
番組Webサイト:https://www.tfm.co.jp/bousai/

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  • 11/19 20:40
  • TOKYO FM+

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