SKE48山内鈴蘭、アイドル人生の原点 AKB48同期7名で卒業記念公演を開催

SKE48のメンバーである山内鈴蘭が、11月末でSKE48を卒業するにあたり、アイドル人生をスタートさせたAKB48劇場で、同期の9期生メンバー7名での卒業記念公演を開催した。

山内は、2009年にAKB48 9期生オーディションに合格し、2014年にSKE48 チームSに移籍。今回は原点となるAKB48劇場で、9期生現役メンバーの横山由依(AKB48)、大場美奈(SKE48)と、卒業生の竹内美宥、島田晴香、中村麻里子、永尾まりやが山内からの呼びかけで集結。横山と大場も卒業を予定しており、AKB48 9期生のメモリアルとなる公演となった。

公演は「AKB48リクエストアワーセットリストベスト100」で1位に輝いた『走れ!ペンギン』で元気いっぱいに幕開けしました。ステージに登場した時、「アイドル鈴蘭の12年間のすべてはこの場所から」というメッセージボードを目にして、思わず涙ぐみそうになったという山内。『思い出以上』、『口移しのチョコレート』では、得意の艶っぽいダンスで魅了した。初めて選抜メンバーとなり、海外で水着のMV撮影もあった思い出の曲『真夏のSounds good!』に続き、『ポニーテールとシュシュ』とAKB48らしさ全開の2曲を披露後、「研究生時代悔しいことがあって、そんな時に励まされた大好きな曲です」と「タンポポの決心」で、涙ぐみながら本編を締めくくった。

アンコールではグループ加入後、研究生が初披露の時に披露した『RIVER』を力強く歌い上げ、「この場所で歌えて、これまで以上に強さを表現しないとと思って、噛みしめて歌いました。年齢を重ねて、この曲の歌詞の秋元先生からの想いをすごく感じました」と感慨深く語り、アイドル人生始まりの曲から、これまでの思い出話に。同期の横山由依との不仲説からの和解エピソードを、2人共笑顔でしっかりアピールした。

ラストはリクエストをふんだんに取り入れてもらったというミニスカートの卒業ドレスで登場。ファンの皆様への感謝の気持ちを延べ、ステージ上の9期生からは心のこもったアルバムと花束がプレゼントされた。「みんなに出会わせてくれたこのグループにこれからも恩返ししていけるように一歩一歩自分らしく、歩むじゃなくて突っ走っていきたいと思います。恩返しができてからも言いたいですが、またここでもう一度言わせてください」と、『アリガトウ』を熱唱。原点となる劇場で心に残る1日となった。山内は、11月30日(火)のSKE48劇場最終公演をもって、卒業する。

【山内鈴蘭 コメント】(概要)

AKB48 9期生としてデビューさせていただいておりますが、約7年前、SKE48に移籍をすることになって。またゼロからのスタートに戸惑いもいっぱいあったし、住む場所が変わったり、いろいろ悩むこともありました。自分の弱さと甘さを痛感させられる日々でした。

それでも、こんなにいっぱい女の子がいる中で、『ゴルフ』という個性をくれたのは紛れもなくAKB48グループです。

鈴蘭をどうしたら押し上げようかとか、ダンスも歌もある程度できるけど、ステージ以外でも輝かせてあげたいってたくさんのスタッフの皆さんがゴルフという個性を伸ばしてくれました。だからこそ、この卒業が、応援してくださる方々に恩返しになるように精一杯努めていきたいと思っています。その第一歩目に、ゴルフのティーチングの資格を取ることを一生懸命、私らしく、弱音も吐きながら、しっかり切磋琢磨していきたいと思っています。

でも、私は芸能活動も大好きです。こうやって歌ったり、皆さんの前に立ってお話しすることも大好きです。なので、芸能活動もしっかり邁進していきますので、これからも一緒に楽しい毎日を作っていきましょう!

「タンポポの決心」を歌った時にすごく涙が溢れてしまったんですけど、本当にこう見えてすごく気にしぃで。みんなからどう思われているんだろうとか、「誰にも負けちゃだめだ」とか、すごくすごく自分を押し殺してステージに立っていた時もありました。それでも、サイリウム振ってくれたりとか、今は声を出せないけど、「らんらん」ってステージの時に声をかけてくれたりとか、私以外のサイリウムを振ってても私が出てくるとサイリウムの色変えてくれたりとか、本当にいつも私の傍にいたのは、ファンの皆さんです。紛れもなく皆さんがいたから12年間、私はこのステージに立つことができました。今日も立つことができました。だからこそ、みんなに改めて伝えさせてください。

本当に、本当に、12年間ありがとうございました!

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2021/11/19 0:03

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