パリ郊外の団地を舞台に描く青春映画『GAGARINE/ガガーリン』公開決定

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第73回カンヌ国際映画祭オフィシャルセレクションに選出され、アカデミー賞国際長編映画賞フランス代表の最終選考作品となった注目作『GAGARINE/ガガーリン』の日本公開が決定し、併せてシーン写真1点が解禁となった。

舞台は「地球は青かった」の言葉で有名な宇宙飛行士ガガーリンに由来する名前を持つフランス・パリ郊外に実在する<ガガーリン>公営住宅。16才のユーリは、この赤レンガの大規模な団地の名前に導かれるかのように宇宙飛行士を夢見、そして、かつて自分を置いていった母の帰りを信じて待ち続けていた。そんな中2024年パリ五輪開催のため老朽化したガガーリン団地の解体計画が持ち上がる。ユーリは帰らぬ母との大切な思い出が詰まったこの場所を守るため、友だちのフサームとディアナと一緒に取り壊しを阻止するために動き出す。

自由を愛する少女ディアナとの初恋、親友フサームとのかけがえのない友情により、少しずつ成長していくユーリ。しかし間もなく取り壊されるガガーリン団地と呼応するかのように、ユーリも自分の“世界”の喪失と再生に葛藤する。募るユーリの思いはどこへ向かうのか…。

監督は、本作が長編デビューとなるファニー・リアタール&ジェレミー・トルイユの男女2人組。団地が建設された1960年代当時の時代背景やそのインパクトのある外観、ロシアの宇宙飛行士ユーリ・ガガーリンから名づけられていることに興味を持ったことが本作を製作するに至った経緯だと語る。

「<ガガーリン>団地は貧しい人々が住む極地的なエリアだ。メディアはこの地域の治安の悪さばかりを取り上げる。フランスでは、本作のような映画を<Film du banilieue>(郊外の映画)と呼び、その映画に描かれているもの全てについて、ある種の新しいジャンルであるかのように言う。しかし、それは違うと思っている。そこには様々な語られるべきストーリーがある。たまたま貧しい古い建物が立ち並ぶエリアに住んでいるだけなのだ」。

「団地に住む子供たちの中には、外界と交流をしたがらない子もいるが、本作の主人公のユーリにとって、団地は宇宙船で、宇宙船から外に出れば自由になれる、息が出来ると思っている、ただ団地は彼の母のお腹の中と同じ。なかなか外に出る勇気が持てない。(団地を)そういう存在として描いた」と言い、特定の地域に住む子どもたちについてステレオタイプな描かれ方について疑問を抱いた彼らは、解体前のガガーリン団地で実際に撮影を行い、ノスタルジックで幻想的な映像美の中に、繊細な若者の心の機微を見事に映し出すことに成功した。

主演は、本作で見出されたアルセニ・バティリ。スクリーンデビューとは思えない程の高い演技力で主人公の揺れる心情を体現し、第17回セビリア・ヨーロッパ映画祭ほか各国の映画祭にて主演男優賞を受賞、ほかキャストに注目の若手女優リナ・クードリ(『フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン 別冊』)、さらにレオス・カラックス作品の常連ドニ・ラヴァンが特別出演している。

解禁となったシーン写真は、ガガーリン団地の屋上の上で、夜空を見上げながらお互いの気持ちを明かす主人公ユーリと仲間との青春の1シーンを切り取ったもの。青春のエモーショナルなひと時を感じさせる1枚となっている。

『GAGARINE/ガガーリン』は2022年2月25日(金)より新宿ピカデリー、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国にて公開。



(text:cinemacafe.net)


■関連作品:
GAGARINE/ガガーリン 2022年2月25日より新宿ピカデリー、HTC有楽町ほか全国にて公開
©2020 Haut et Court – France 3 CINÉMA

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  • 11/18 16:00
  • cinemacafe.net

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