小室眞子さん、生まれながらのプリンセスだけが持つ「私たちには見えないもの」

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小室眞子さんと圭さん夫妻が、14日に日本を離れて新天地・ニューヨークに旅立ちました。

 

今回の小室夫妻の結婚にまつわるドタバタを見ていると、「2016年の週刊文春」(光文社)というノンフィクションを思い出してしまうのです。週刊文春の元記者だった柳澤健氏が著者で、文春のこれまでの歴史を振り返っていきます。

 

「文春」の地位を確固たるものにしたのが、伝説の編集長・花田紀凱氏です。その花田氏は「皇室は国民のスーパースター」という名言を残しています。

 

今回の小室夫妻の結婚にまつわる報道や国民の反応を見ていると、本当に「皇室は国民のスーパースター」なのだと思うのです。スーパースターの第一条件は知名度があることですが、今回の結婚劇には、縁談(ロマンス)、カネ(税金)、階級意識、モラルなど、大衆の好きなものがすべて詰まっている。国民が熱狂するのも無理はないでしょう。

 

収入だけではない。他の女性皇族の夫とくらべて小室さんに足りないものは

内親王の結婚相手を国民が審査する権利はないので、相手について国民がとやかくいうことはおかしいわけですが、これまでの女性皇族の結婚相手と比べるなら、小室さんが異質であることは間違いないでしょう。眞子さんにプロポーズしてから仕事をやめて、ようやく今、仕事が定まったことも異例と言えるでしょうし、記者会見の言葉にも違いがあります。

 

現在の天皇陛下の妹君、紀宮さまのお相手、黒田慶樹さんは、ご婚約内定会見で「(新生活を迎える紀宮さまに対し)できる限りのことをさせていただきたい」と身を挺して守る覚悟を明かしています。

 

高円宮家の三女・絢子さまのお相手、守屋慧さんは女性皇族を妻に迎えることについて、「大変恐れ多いことでございますが、ただ一方で大変にありがたく、光栄なこと」と話されています。これを私は「自分が、女性皇族を迎えるにふさわしい人や家と認められて光栄だ」と解釈しました。

 

もし、私が守屋さんの発言を誤解釈していないなら、この発言は、女性皇族との結婚が二人の問題ではなく、家にとっての名誉、つながりであることをほのめかしていると言えるでしょう。となると、守屋家は一丸となって、女性皇族を大事にするはずです。

 

小室さんには、黒田さんのような細やかな行動力はありません。守屋さんのように、女性皇族を迎え入れる栄誉や準備をわかちあうような家族もいない。条件的に考えるのなら、心もとない部分はたくさんあるでしょう。

 

好きな人と結婚できないなんて、女性皇族には人権がない!という意見もあるでしょうが、今回の結婚に限定して考えるなら、私にはその意見は少し乱暴に思えます。

 

というのは、一般人でも結婚したくてもお金や家族の問題で踏み切れないことは珍しくないからです。二人の気持ちだけでなく、その他のことも万事うまくいっている、もしくは二人で努力して障害を取り除いたラッキーな状態を“縁”と呼ぶのではないでしょうか。

 

愛されるプリンセスとなるために必要なものとは?

これまでに例のない結婚となりましたが、私は眞子さんは大丈夫だと思うのです。なぜなら、皇室の女性はそれぞれ特別な運命を背負ってこの世に生を受けているが故に、少々のことではへこたれない強さを持っているのではないかと思うからです。

 

国民の皇室人気が高まったのは、上皇后・美智子さまが平民で初めて皇室にお入りになったことがあげられるでしょう。美智子さまをとりあげることで、女性週刊誌は売り上げを伸ばしてきたと聞いたことがありますが、それではなぜ、それほど国民が美智子さまに注目したのか。

 

もちろん、美智子さまが自分たちと同じ平民の出身ということもあったでしょう。しかし、本当に庶民の心をひきつけたのは、美智子さまが、誰も想像することのできない“愛”と“苦悩”をお持ちになっていたからではないでしょうか。

 

渡邉みどり著「美智子皇后の『いのちの旅』」(文春文庫)を読むと、ご成婚に至るまでの美智子さまの道のりが、決して楽なものではなかったことがよくわかります。上流家庭の子女が集まる軽井沢のテニスコートで上皇さまと知り合い、テニスをご一緒するようになった美智子さま。

 

聖心女子大学のブリット学長からは「(あまり親しくなさると)皇太子(当時)に結婚を申し込まれたらどうするの?」と注意されたそうですが、美智子さまは「いいえ、絶対にそんなことはありえません。だって、我が家は貴族ではありませんもの」とお答えになったそうです。当時の常識では、皇太子妃は旧華族の令嬢がなるものと考えられていたからです。

 

しかし、時代は急速にお二人を結び付けるのです。候補者選びが難航していることもあって、皇太子が望むのであれば、一般家庭の女性でもいいのではないかと「平民解禁」の方向に向かいます。皇室や上皇さまから結婚の打診を受けても、美智子さま側は何度も「あまりに身分が違う」とご辞退。上皇さまはあきらめることなく、電話で直接ご自分の気持ちをお話になることにしたのです。

 

こうして、美智子さまは上皇さまのプロポーズをお受けになりました。歴代の皇后さまは男のお子さまをご出産するのに苦労したものですが、美智子さまはご成婚一年あまりで、現在の天皇陛下をご出産されました。しかし、美智子さまを待ち受けていたのは、宮中のいじめでした。「平民だから」という理由で、特にお姑さんにあたる香淳皇后とは相性が悪かったと言われています。肉体的、精神的に追い込まれた美智子さまはお一人で静養されるまでに追い込まれてしまいます。

 

嫁姑の関係に悩む美智子さまに自分の姿を重ねた庶民もいたことでしょう。望まれて結婚したはずなのに、苦労をさせられたという意味で言えば、“失敗”かもしれませんが、上皇さまは美智子さまを愛し、美智子さまは天皇陛下だけでなく、秋篠宮さまもお生みになっている。これは皇太子妃としてのお役目を果たしたということですから、“成功”と言えるでしょう。

 

プリンセスには、時代も味方する。盛り返した雅子さま

現在の皇后陛下、雅子さまも外交官としてキャリアを積まれていたため、天皇陛下との最初の出会いからご成婚までには時間がかかっています。ご婚約内定会見で明かされた「雅子さんのことは僕が一生、全力でお守りしますから」という天皇陛下のお言葉に、特にキャリアウーマンの女性がグっときたと記憶しています。

 

しかし、皇室に適応できず、静養に入られた雅子さまに対し、保守系の月刊誌は「役に立たないなら、実家が引き取るべきだ」とまで言い出す始末。雅子さまの皇室入りは“失敗”で、外交官として働き続けていたほうがよかったのではないかという記事もよく目にしました。

 

それでも、天皇陛下の雅子さまへの愛は変わらず、まさかの上皇さまの生前退位によるお代替わりなど、時代が雅子さまに味方しだします。国際感覚あふれた美しい雅子さまに国民は熱狂し、ジェンダーレス時代の到来に伴って、女性天皇を認めるべきではないかと考える人も増えてきています。

 

このように、愛されるプリンセスの条件として、“成功”と“苦悩”を両方経験していることがあげられるのではないでしょうか。一人の女性の人生は見世物ではありませんし、行き過ぎた取材や捏造は許されません。しかし、「全く注目されないプリンセス」では、プリンセス、国民、両方にとって不幸なことではないかと思うのです。“成功”と“苦労の両方を大衆に見せてくれるのが、プリンセスなのではないでしょうか。

 

苦難をつぶさに見てきた。生まれながらのプリンセスだけが持つもの

プリンセスの苦悩を誰よりも知り、支えているのは、生まれながらに皇室にいるプリンセスでしょう。美智子さまがお声を失うなど、ピンチのたびに寄り添う紀宮さまの姿を記憶している人は多いと思われます。雅子さまも愛子さまの存在がお心の支えであったことは、想像に難くない。そういう苦労をつぶさに見て支えてきた生まれながらのプリンセスたちもまた、そう簡単に折れたりしない、庶民からは想像し得ない強さを持っているのではないでしょうか。

 

「3LDKのプリンセス」と呼ばれ皇室入りした紀子さまは、皇室にうまく適応し、38歳にして悠仁さまをお生みになりました。これまで「いい嫁」街道をひた走ってきた紀子さまにとっても、眞子さんにとっても、今回の結婚は最大の“難所”ではありますが、それは“見せ場”であることを意味します。眞子さんが安定した生活を営めれば、きっと国民も「いろいろあったけど、よかった」として祝福し、秋篠宮家への敬意も戻ることでしょう。

 

ずっと人目にさらされてきた眞子さんにとって、結婚してまでマスコミに追いかけられ、見られることは納得がいかないことかもしれません。けれど、はからずも人の興味をひいてしまうようなことをしてしまうのは、プリンセスとしての性もしくは運命なのかもしれません。

 

結婚した今もいろいろ小室夫妻について言われるのは、夫妻の経済的基盤がいまいち盤石ではないため「そのカネはどこから出ているのか」と疑惑の目で見られているからでしょう。そういう疑念を払しょくするためにも、眞子さんは日本の元プリンセスだという経歴をいかして、堂々とお仕事をしたらいいのではないでしょうか。夫をアテにするよりも、高収入で安定している気がします。

 

ニューヨークに到着し、ようやく笑顔を見せた眞子さん。それほどまでに日本が嫌だったのかと思うと、オバサンは少し悲しい思いがいたしますが、私の経験から言うと、海外に住むと日本や皇室に対する思いは変わります。離れて初めて見えるものもあるかもしれません。

 

夫妻の新生活に幸多からんことを、祈るばかりです。

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  • 11/16 10:30
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