毛づくろいが不器用な長毛猫・うにくんにクスッ。はさまってますよ~
【○○さん家の猫がかわいすぎる Vol.54】
その毛づくろい、ちょっと不器用じゃない…?思わず、そんな突っ込みを入れたくなるのがsaku_no_ouchiさん(@saku_no_ouchi)の愛猫うにくん。
◆グルーミング後のお顔が愛くるしい
なんとかグルーミングを終えた後には「スンッ」と気取ってみるも、そのお口にはさまった顎毛がチラリ。
しかし本ニャンは、そんなことは気にも留めていないよう。マイペースなその姿に、クスっとさせられてしまいます。今回は、そんなうにくんのニャン生を取材。日常の様子を聞いてみました。
◆譲渡会でノックアウトされた長毛猫
うにくんとの出会いは、保護猫の譲渡会。飼い主さんは柄と長い毛のモフモフ感にノックアウトされ、その場でトライアルに申し込みました。
「うに」という名前は、魚介類のウニに色味が似ていたことから。おうちに迎えた当日、うにくんは震えていましたが、翌日には我が物顔に。自分がやってきた場所を「安心できるところ」だと認識してくれました。
さまざまな思い出を育み、成長を見守る中で飼い主さんが驚かされたのは、想像していたよりも身体が大きくなったこと。しかし、元気に育ってくれているのだと感じ、喜びも噛みしめています。
◆ちょっと不器用な仕草がたまらにゃい
そんなうにくんは、普段からクセの強い毛づくろいを披露。いつも同じ場所をずっと舐めているため、一部分だけびしょ濡れになっていることもあります。
そして、毛づくろい以外でも不器用さが明るみになることが。
「以前、お風呂に落ちたことがあります。あと、おもちゃで遊ぶ時は猫っぽく狙いを定めるというより、犬っぽく駆け回っています(笑)」
◆いろんな扉を開けたり、器用な一面も
しかし、その一方で器用な一面も持ち合わせており、いつのまにか靴箱や洗面台の扉を開けるという特技を習得。
靴箱にひっそり隠れ、飼い主さんをびっくりさせています。
◆帰宅すると「抱っこして~」
また、甘え上手でもあり、飼い主さんが帰宅すると「抱っこして」と悩殺ポーズを見せてくれることも。
「長毛猫がいると服も身体も顔も常に毛だらけですが、それでも猫と暮らす生活は幸せです」
そう語る飼い主さんは、すっかりうにくんの虜になっています。
◆同居猫とイチャイチャを楽しむ「甘々な日常」
飼い主さん宅には、もう1匹かわいい猫が。それが、黒猫のさくくん。
さくくんは、個人で保護活動をしている方から譲り受けた子。初めて直接会った時、個性的な鳴き声や特徴的な鍵シッポなど、あまりの愛くるしさに一目惚れし、おうちに迎えることにしました。
多頭飼いをする時は、猫同士の相性が気になるもの。しかし、うにくんとさくくんは、飼い主さんの手助けなく、友達になれました。
「うにが怖がらず、ガンガンさくにつっかかっているなぁと思っていたら、いつの間にか仲良しになっていて。さくを迎えて、3日目くらいには仲良く寄り添っていました」
◆性格は違うけど仲良し
自由奔放で人間大好きな、くいしん坊のうにくんに対し、さくくんは人見知りな慎重派。そうした性格の違いがあったからこそ、2匹は逆に心を通わせ合うことができたのかもしれません。
2匹は日頃、とても仲良し。寝る場所はたくさんあるのに、寄り添い合いながら幸せそうにスヤスヤ。そうした光景を目にするたび、飼い主さんの心は和みます。
「おじいちゃん猫になっても、ラブラブでいてほしいなぁと願うばかりです」
◆コロナ禍でも飼い主夫婦の笑顔を支えてくれた
日常に笑いと癒しを与えてくれる愛猫たちは、飼い主さんにとって幸せの象徴。
「実は、私たち夫婦は入籍後すぐにコロナ禍になったのですが、この子たちのおかげで暗い気持ちにならず、毎日笑顔で明るく過ごすことができています」
どんな状況下でも家庭を明るくし、笑顔の理由になってくれるうにくんとさくくんは、絆を深め合いながらニャン生を謳歌中。
まるでカップルかのように、イチャイチャし続ける2匹の日常から、今後も目が離せません!
<取材・文/愛玩動物飼養管理士・古川諭香>
【古川諭香】
愛玩動物飼養管理士・キャットケアスペシャリスト。3匹の愛猫と生活中の猫バカライター。共著『バズにゃん』、Twitter:@yunc24291