草なぎ剛、吉沢亮から受けた刺激 “ターニングポイント”になった徳川慶喜役への思い語る<「青天を衝け」インタビュー>

【モデルプレス=2021/11/16】現在放送中の大河ドラマ『青天を衝け』(NHK総合、毎週日曜よる8時~)に出演する俳優の草なぎ剛(47)が、モデルプレスなどのインタビューに応じ、1年以上に渡り演じた徳川慶喜役への思いや、主演を務める吉沢亮との関係性などを語った。

◆吉沢亮主演大河ドラマ「青天を衝け」

大河ドラマ第60作となる今作は、新一万円札の顔としても注目され、“日本資本主義の父”と称される渋沢栄一が幕末から明治へ、近代日本のあるべき姿を追い続け、時代の渦に翻弄され挫折を繰り返しながらも高い志を持って未来を切り開いていく姿を描く。

草なぎが演じる慶喜は、徳川斉昭の七男に生まれ、一橋家を継ぎ、徳川幕府最後の将軍へ。側近・平岡円四郎(堤真一)の目利きで栄一(吉沢)と出会い、財政改革に手腕を発揮した栄一を重用する。幕府終焉の時を迎えてからも、慶喜と栄一の厚い信頼関係は終生に及んだ。

◆草なぎ剛、吉沢亮との関係性「最後は役を超えたもので亮くんと一緒に仕事ができた」

10月31日に放送された第33回では、洋装姿の慶喜が久しぶりの登場を果たした。物語終盤での慶喜の見所を聞かれた草なぎは「慶喜が将軍を退いてから描かれることも珍しいと思うのですが、栄一が慕って慶喜に会いに来てくれます。一線を退いてからも2人の友情の中に隠れる男の哀愁の部分が見どころです。栄一と過ごした日々は輝かしいもので、そういう役は僕自身もやったことがなかったのですが、枯れていく哀愁のような中に、栄一との輝きを感じているところが見所だと思っています」とコメント。

慶喜にとって栄一は“運命共同体”であり「自分の人生を全うする上でなくてはならない人」とした草なぎは、栄一演じる吉沢との久しぶりの対面シーンの撮影について「長く一緒に撮影しているので2人の空気感が出来上がっていました。これがやっぱり大河ドラマの醍醐味というように感じました。僕の好きな家臣たちは死んでしまう人もたくさんいたけれど、栄一は生き残って同じ時代を歩いている感じがして、言葉も交わさず2人の空気感ができているのが嬉しかったです」と振り返る。

また、慶喜の品のある所作や風格のある芝居に毎回多くの反響が寄せられている草なぎだが、吉沢からの影響もあったといい、「僕の方が長く生きている先輩ではあるのですが、やっぱり役になるとそういうのは全く関係なくて。亮くんから伝わってくる、栄一にかける思いに僕は感化されました。栄一演じる真っ直ぐな亮くんの眼差しが、素晴らしいなと思いました。だから栄一のおかげで、本当に余計なことを考えずに、僕もすごいピュアなお芝居ができました」と吉沢を“亮くん”と呼び、厚い敬意を表した。

そして、栄一とのシーンを撮り終えた草なぎは「1年間俺は慶喜で、そして亮くんは栄一を、お互い楽しんできたねという気持ちになりました。そういう同志として、最後は役を超えたもので亮くんと一緒に仕事ができたと思います」と、長期に渡る撮影で築いた関係性を語った。

◆草なぎ剛、吉沢亮から役者として受けた刺激

同時に、撮影中1番楽しかったことを「亮くんといれたことかな」と再び吉沢の名前を挙げ「最後まで吉沢亮くんという素晴らしい役者さんと長くお芝居できたこと。主役であり、渋沢栄一という大変な役を彼が最後まで妥協することなく、自分の命を懸けて演じるという、その近くにいれたことが、僕にとっても元気や活力になりました。自分の次のステップにも亮くんが持っていってくれました」とコメント。

「亮くんの今回の役ってすごく大変だと思うんですよ。難しいというか。セリフ量もすごくあって。彼は1年間ずっと台本を手放さずにやっていたなと僕は思っていて、そういう努力と彼の本番での瞬発力などを目の当たりにすると、やっぱりすごい刺激を受けたんです。お芝居ってもっともっと可能性ってあるんだなって。亮くんを見て、俺もう一度頑張るよ!」と役者としての決意が新たになったことを明かした。

草なぎは、吉沢の台詞量の多さから撮影時以外の会話はほとんどしていなかったというが、「喋らずとも会話しているように僕は感じていました。亮くんはどう思っているのかな(笑)」と話し、最後は吉沢へ「撮影をやり終えたら絶対自分の財産になるんじゃないかな。亮くんをすごく褒めてあげたいです」と笑顔でメッセージを送った。

◆草なぎ剛、徳川慶喜役が“ターニングポイント”に

そして今回、自身初の本格的大河ドラマのレギュラー出演となり、物語のキーマンとして1年間を通して慶喜を演じている草なぎ。クランクアップを終えて「初めてのレギュラー出演での大河ドラマということで、たくさん良い思い出ができました。規模も時間もすごい大作で準備も必要でした。すごいドラマに出演できて、演じる仕事をする人間として、とても嬉しかった」と率直な気持ちをコメント。「1年間演じる中でたくさんのスタッフの方と出演者の皆様に影響を受け、元気をもらった。僕もまだまだ頑張らなきゃいけないんだなと思わせていただいた」と今後の活動にも影響を受けたことを語った。

また、草なぎは演じた慶喜の印象を「すごい優しい方。最初は少し掴み所がなくてミステリアスな感じで。どこか寂しげで儚く、でも男らしい印象を持ちました」と話し、慶喜という存在が自身のターニングポイントとなったという。「撮影が終わってから、じわじわ寂しくなってきたなというか。ホッとして次のステップに進むかなと思ったら、慶喜のミステリアスな余韻がすごいあって2、3日は寂しく思ってました。1年以上集中を切らさず演じることができたことが、大きな自信となりました。久々のドラマだったので、僕の中のターニングポイントになってるんじゃないかなと思います」と振り返った。

『青天を衝け』は12月26日の最終回まで、全41回放送。第40回(12月19日)・第41回(12月26日)の放送がそれぞれ枠広げで15分拡大放送となることが決定している。晩年まで描かれる慶喜と栄一との関係性がどのように演じられるのか。これからの物語に期待したい。(modelpress編集部)

◆草なぎ剛(くさなぎ・つよし)プロフィール

生年月日:1974年7月9日/出身:埼玉県(愛媛県生まれ)/血液型:A型

1991年にCDデビュー。ドラマ・映画・舞台・TVCMなどに出演し、俳優としても活躍。主な出演作は、『黄泉がえり』(03/塩田明彦監督)、『日本沈没』(06/樋口真嗣監督)、『あなたへ』(12/降旗康男監督)、またテレビドラマは『僕と彼女と彼女の生きる道』(04/CX)、『任侠ヘルパー』(09/CX)など、多数作品に出演を果たし、演技力が高く評価されている。2017年9月には稲垣吾郎、香取慎吾とオフィシャルファンサイト「新しい地図」を立上げ、2018年には国際パラリンピック委員会アンバサダー(特別親善大使)に就任。その後も幅広いフィールドで活躍し、2021年3月、『ミッドナイトスワン』(20/内田英治監督)で演じたトランスジェンダーの役が評価され、「第44回日本アカデミー賞」にて自身初となる最優秀主演男優賞を獲得。11月14日より舞台『アルトゥロ・ウイの興隆』に主演として出演中。2022年にはドラマ『拾われた男』(ディズニープラス)への出演が決定している。


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  • 11/16 0:00
  • モデルプレス

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