なにわ男子、お下がり衣装は「17年前の安田のタンクトップ」、「収録は年に1回」…ジャニーズ「苛烈すぎる東西差別」激白

 11月10日放送の『TOKIOカケル』(フジテレビ系)に、12日にCDデビューをはたしたなにわ男子が登場した。関西ジャニーズJr.からのCDデビューは、ジャニーズWEST以来7年ぶりとあり、大きな注目を集めている。これまでも関西を拠点としている関西ジャニーズJr.は、東京で活動するジャニーズJr.よりもデビューまでに苦労が多いといわれてきたが、なにわ男子も例外ではなかったという。

 しかし、このデビューに至るまで様々な苦労があり、その苦労は関西ジャニーズJr.ならではのものだという。メンバーの最年長である藤原丈一郎(25)は、ジャニーズに入所してから17年半経っており、これまでジャニーズでJr.歴が最長といわれていたKis-My-Ft2の藤ヶ谷太輔(34)の13年を軽くオーバー。これを聞いたTOKIOの城島茂(50)は「ようもちこたえたなぁ」と感心していた。

 他にも関西ジャニーズJr.として活動しているときは、決まったレッスン場がなかったといい、会議室などで練習していたが、西畑大吾(24)は「僕たちJr.って旗を振ったりするんですけど、めっちゃ天井低いからめっちゃ旗当たるんですよ」と会議室の低い天井では練習もままならないそうだかったと告白。

 そこで西畑がスタッフに頼んだところ、市民体育館を借りてくれたが、「隣でお年寄りの方が卓球していたんですよ」と卓球するお年寄りの横で旗振りの練習をしていたと語った。

 また、先輩からのお下がりの衣装がとても古く、長尾謙杜(19)は「これでお願いしますって渡されたときに長尾って書いてあるんですけど、そのシールめくったら、関ジャニ∞の安田くんだったり」と関ジャニ∞の安田章大(37)のお下がりだったこともあるといい、「安田くんが着てるタンクトップって、もう17年前とかのタンクトップ」と苦笑い。大西流星(20)も「白タンクって書いてあるんですけど、黄ばみすぎて黄色タンクみたい」と明かした。

 他には靴なども古く、ステージが終わった後には、はがれた靴底がたくさん落ちているという話を聞いた国分太一(47)は「盛った話に聞こえちゃうんだけど」と半信半疑だったが、なにわ男子メンバーは「いやいやいや」「マジであるんすよ!」と訴えてた。

■点滴を打って歌番組に

 さらに関西ジャニーズJr.にとって切実なのが、ジャニーズJr.がメインの歌番組『ザ少年倶楽部』(NHK)が、東京では月に1度収録があるのに対し、関西では年1回しか行われておらず、長尾は「年に1回しかないんで、そこに髪型であったりとかすべての調子を整えて、ここ合わせで全て生活していたんですよ」とぶっちゃけ。

 国分が「調子を整える?」「何してたの? 前の日とかは」と、具体的にどんなことをしていたのかと質問された長尾は、「それこそ点滴打ちに行ったり」と明かし、これを聞いたTOKIOは大爆笑。松岡昌宏(44)は「ちょっと待て」「俺がアドバイスできることは、食べて摂取しよう。栄養は」と心配し、国分も「点滴打って少年倶楽部ってなんなの」と苦笑いしていた。

 他にも東西のJr.が集まったライブが東京で行われたことがあったが、関西ジャニーズJr.はライブが終わると休む間もなく夜行バスで大阪へとんぼ返りさせられたことなどを明かしたなにわ男子。これには視聴者からも「関西Jr.の扱いをもっとよくしてあげて」「黄色タンクって(笑)」「なにわ男子も苦労してる」など、ねぎらいのコメントが上がった。

 なにわ男子に限らず、関西ジャニーズJr.の不遇はこれまで先輩たちの口からも語られている。今やジャニーズを代表するグループでもある関ジャニ∞も、デビュー曲の『浪速いろは節』は関西限定リリースで、この曲が売れなければ「全国デビューはなし」と告知されていたという。

 当時、関ジャニ∞は演歌が主力のテイチクレコードに所属しており、スタッフもおじさんばかり、デビュー後にミュージックビデオを撮影したスタジオは雨漏りするような古い場所で、冷蔵庫には賞味期限切れの飲み物が入っていたなどとメンバーが語っていた。今回長尾も話していたが、関ジャニ∞もライブ衣装は当然先輩のお下がりで、東京でデビューしたグループのきらびやかな衣装に憧れていたという。

 関ジャニ∞はデビュー会見も所属レコード会社で行われたが、なにわ男子のデビュー会見は、チャーター機で大阪から東京に乗りつけ、羽田空港の格納庫でデビュー曲の『初心LOVE』を披露するというド派手なものだった。そう考えると、関西ジャニーズの地位もかなり向上してきたのかもしれない。関西の希望の星、なにわ男子の今後の活躍に期待しよう。

2021/11/15 8:30

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