旅客機は“愛”があるのに“アイ”がない!? ANAに理由を聞いてみた

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 【なぐもんGO・86】 旅客機の座席には、ある特徴がある。緊急脱出スイッチや限界を超えたリクライニングといったものではないが、聞けば不思議に思うはず。乗客を乗せて空を飛ぶという大役を担う旅客機の中は、乗客が少しでも安心して快適な空の旅を楽しめるよう“愛”のこもった空間なのに、なんと“アイ”がないというのだ。そのワケをANAに聞いてみた。

 旅客機の座席をじっくり見る機会があると気が付くかもしれないが、実はアルファベットで示される座席番号には「I(アイ)」が存在しない。大型機になると横に3・4・3の席配置(合計10席)になり、A~Jまでのアルファベットが使用されるはずだ。しかし、実際の座席表は「A」から始まり「K」で終わる。「I」が使われていないためだ。
 なぜ「I」が使われていないのか。ANAに尋ねてみるとすんなり疑問は解消された。アルファベットの「I」が数字の「1」と見間違えやすいからだ。「7A」「11D」といった表記は読めるが、確かに「11I」では読み間違える可能性がある。
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 また、多くの旅客機は「A席」と「K席」がそれぞれ両端の窓側席になる。通路側の席はC(D・G)Hだ。こうすることで、利用者やCA、旅客係員などにとってわかりやすく、作業効率が向上。イレギュラー時の処理能力が向上することで、利用者の待ち時間短縮などにつながるのだという。
 ちなみに、冒頭の繰り返しだが、“アイ”はなくても機内には“愛”が溢れている。例えば、ANAは2021年5月から、「THE WEDDING with ANA~機内ウェディング~」という企画を実施している。駐機中のANA国際線を貸し切り、結婚式を挙げることができるというサービス。機内が愛で満たされる取り組みだ。
 近頃、筆者は飛行機に乗っていないが、また旅行や出張で利用する機会も増えてくるはず。そのときは、こういった話を思い出し、長いフライト時間を楽しもうと思う。(BCN・南雲 亮平)

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  • 11/14 17:30
  • BCN+R

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