コロナ禍の“おうち時間”で人気! 家庭用の「金継ぎキット」で伝統文化を手軽に体験

吉田美穂がパーソナリティをつとめるTOKYO FMの番組「DUNLOP presents みらい図鑑」。日本の美しい風景、地域で受け継がれる伝統、志を持って活動する人など、100年後の地球に生きる子どもたちへ繋げていきたい“ヒト・モノ・コト”を紹介しています。11月6日(土)の放送では、京都にある漆専門店「堤浅吉漆店(つつみあさきちうるしてん)」の森住健吾(もりずみ・けんご)さんに、家庭用の「金継ぎキット」についてお話を伺いました。

家庭用の「金継ぎキット」

割れてしまった器を、漆と金粉で修復する「金継ぎ」。

その歴史は長く、海外でもそのまま「KINTSUGI」と呼ばれている日本ならではの伝統文化です。

一見、難しそうと思われがちなこの技術を気軽に体験できるのが、家庭用の「金継ぎキット」。コロナ禍のおうち時間で、人気を集めています。

コロナ禍の“おうち時間”で人気

壊れた部分は“天然の漆”でつなぎ合わせて、仕上げは“純金の粉”で装飾。

そんな本格的なキットを作っているのは、「堤浅吉漆店」。漆を精製する1909(明治42)年創業の漆専門店です。

縄文時代から受け継がれてきた、世界最古の天然塗料である「漆」。漆の成木から牛乳瓶1本分ほどしか採れない樹液は、大変貴重な天然資源です。創業から1世紀以上経った現在も、「漆を1滴も無駄にしてはならない」というのが、「堤浅吉漆店」の社訓。

産地から届けられた漆を精製・調合し、乾きや粘度、色合いや艶の調整など、ニーズに合わせたさまざまな漆を丁寧に製造しています。

自宅で本格的な「金継ぎ」を体験できる!

漆の魅力を、金継ぎ体験によってたくさんの人に伝えていきたいと話す森住さん。

「有名人の方がやっていて、YouTubeで観て、自分もやってみたいと。きっかけは、それでいいと思うんですね。1回始めてみると、それにハマっていく方が、年齢を問わずたくさんいるんです」

器の“欠け”や“ひび”を隠す修復ではなく、敢えて目立つ「金」で装飾する、日本独特の美意識「金継ぎ」。

「ステキだな、オシャレだなと思って金継ぎを始めて、それから自分たちの価値観や今の暮らしを考えるきっかけになっていくのではないかなと。それが、金継ぎの魅力なんだと、個人的には思っています」

日本独特の美意識「金継ぎ」

自宅での金継ぎ体験を通して、モノを大切にする気持ちを育みながら、漆の魅力にも触れられる。自分で完成させた金継ぎの器、新たな愛着が湧きそうですね。

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聴取期限 2021年11月14日(日)AM 4:59 まで

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<番組概要>

番組名:DUNLOP presents みらい図鑑

放送日時:毎週土曜13:55~14:00

パーソナリティ:吉田美穂

番組Webサイト:https://www.tfm.co.jp/miraizukan/

2021/11/13 13:00

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