売らない小売「b8ta」、渋谷の新店舗は“カフェ”併設

拡大画像を見る

 b8ta Japanは、11月15日の「b8ta Tokyo ‐ Shibuya」のオープンに先駆け、11月11日にメディア向け内覧会を開催した。b8taの実店舗は国内で有楽町と新宿に続き3店舗目。オープン時には全41ブランドを出品する。

 b8ta Japanの北川卓司CEOは「渋谷はスタートアップ企業が東京23区内で最も多いこと、訪日外国人の40%が渋谷を訪れること、このほか集客施設やクリエイティブ産業従事者の多さ、ミレニアル世代が訪れる街であることから、出店を決めた」と、渋谷に出店した背景について語った。
 新店舗は徒歩約1分に立地し、コンセプトは「より進化した体験型ストアを見据えた実証実験店舗b8ta 1.5」。b8taビジネスのRaaS(Retail as a Service)をさらに進化させるため、四つの新たな取り組みを実施する。
 一つは、デンソーウェーブと協業して店舗前の交通データを収集すること。何人が前を通ったのか計測することで、店頭の商品を見た可能性のある人数を知ることができる。デンソーウェーブの人流データ計測技術は、カメラ画像を使用せずに広い範囲の人流を計測することができるため、公共性の高い場所でもプライバシーを侵害せずにマーケティングデータを収集することが可能だ。
 二つめは、カフェスペースの設置。既存店舗では取り扱いが少なかった食品カテゴリーを充実させ、試飲や試食など五感に訴える体験を提供する。日本初進出となるラーメンの次世代自販機「Yo-kai Express」をはじめ常時9品を、また週末などのイベント時には5品を加えて計14品の試飲試食をアンケートに答えた来店者に提供する。もちろん、来店者はプロのバリスタが淹れたコーヒーを楽しむことができる。オープン時はアプリをダウンロードすれば全カフェドリンクメニューが税込88円になるキャンペーンを実施する。
 三つめは、店内での体験を充実させるアプリの開発。新店舗限定のオリジナルアプリをショップフォースと新たに開発。商品紹介のコードを読み取ることで、店内での商品やサービスの体験がより手軽になり、退店した人も情報を持ち帰ることができるようになる。体験や閲覧後にアンケートに答えた人には、スタンプをプレゼント。貯まったスタンプは店内で利用可能なクーポンなどに交換することができる。
 四つめは可動式什器の導入。これまでの店舗では什器の重量があり、店内のレイアウトを自由に変更することが困難だった。しかし、新たなタイプの什器を導入することで、使用しない什器は壁面に収納できるようになった。このため、国内のb8taでは初めて、そして最大の商品となる日産自動車のクロスオーバーEV「日産ARIYA」の展示が可能になった。

関連リンク

  • 11/12 19:30
  • BCN+R

スポンサーリンク

記事の無断転載を禁じます