初のA代表入りスミス・ロウがいきなりデビュー? 監督「2試合出場を視野に入れ、ここに連れてきた」

 アーセナルのMFエミール・スミス・ロウがいきなりのイングランド代表デビューを果たす可能性があるようだ。11日、イギリスメディア『イブニングスタンダード』が報じている。

 同メディアによると、イングランド代表はマンチェスター・UのFWマーカス・ラッシュフォード、DFルーク・ショー、チェルシーのMFメイソン・マウント、サウサンプトンのMFジェームズ・ウォード・プラウズが遅れての合流もしくは不参加となったことに加え、ウェストハムのMFデクラン・ライスも体調不良で代表チームから離脱するなど、選手のやりくりが難しい状況となっている。そこで、チーム内では追加で初招集となったスミス・ロウの起用を検討していると伝えられ、12日にウェンブリー・スタジアムで行われる2022FIFAワールドカップ欧州予選のアルバニア戦で代表デビューを果たす可能性があるようだ。

 また、代表チームを率いるギャレス・サウスゲート監督はスミス・ロウがイングランド代表デビューを果たせるかについて問われたところ、以下のように答えたと報じられている。

「我々は2試合に出場することを視野に入れ、彼をこのチームに連れてきた。彼は本当に落ち着いている。彼のチームメイト(FWブカヨ・サカとGKアーロン・ラムズデール)やU-17でともにプレーした(マンチェスター・CのMF)フィル・フォーデンとも知り合いで、若い選手や新しい選手を非常に歓迎するグループになっている。彼のクオリティーは練習した時、明らかになっているので準備が出来ている。すでに彼と一緒に楽しんでいるよ」

 現在21歳のスミス・ロウはアーセナルの下部組織出身。2018年夏にトップチーム昇格を果たすと、2000年以降に生まれた選手としては初めてピッチに立ち、なおかつゴールまで決めたアーセナル史上初の選手となっている。その後、ライプツィヒとハダースフィールドへのローン移籍を経て、2020-21シーズンに復帰。今シーズンからは元オランダ代表FWデニス・ベルカンプや元ドイツ代表MFメスト・エジルが付けていた背番号「10」を継承し、ここまでリーグ戦全11試合出場で4ゴール2アシストを記録している。

 アーセナルではすでに欠かせない存在となり、追加招集ではありながら満を持してイングランド代表に招集されたスミス・ロウ。世界に名を轟かせるその日は間もなくやってきそうだ。

2021/11/12 12:28

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