【デイリー杯2歳S 血統データ分析】世代限定戦での好走が目立つキングカメハメハ

 13日に阪神競馬場で行われるデイリー杯2歳S(2歳・GII・芝1600m)について血統・種牡馬別に検証していく。なお、今年も開催日割の変更に伴い阪神芝1600mにて施行されるため、2020年以降の当該コース成績をデータの集計対象とした。

 キングカメハメハ産駒は[8-6-1-35]。2歳限定[3-3-0-2]複勝率75.0%、3歳限定[2-1-0-8]複勝率27.3%と、世代限定戦での好走が目立つ。なお、代替開催された昨年のデイリー杯2歳Sで2着と好走したホウオウアマゾンは、翌年にアーリントンカップを制している。同産駒からはスタニングローズが出走予定。

 エピファネイア産駒は[6-7-6-41]。ディープインパクトに匹敵する好走率もさることながら、複勝回収率139%と馬券妙味においても申し分のない成績を残している。また、牡馬[1-4-1-14]、牝馬[5-3-5-27]と6勝のうち5勝が牝馬となり、20年桜花賞を制したデアリングタクトなどが該当。同産駒からはソネットフレーズが出走を予定している。

 ダイワメジャー産駒は[4-10-4-48]。勝率6.1%、2着率15.2%と勝ちあぐねる傾向にあり、平場[4-6-2-21]、特別[0-4-2-27]とデータ集計期間内の勝利例も平場戦に限られた。データ集計期間外にはメジャーエンブレム、アドマイヤマーズ、レシステンシアが当該コースで2歳GIを制しているだけに、種牡馬傾向の変化が気になるところ。同産駒からはセリフォスが出走予定。

 イスラボニータ産駒は[1-0-0-0]。現2歳世代が初年度産駒となるためデータは無きに等しいが、5回阪神1日目でトゥードジボンが逃げ切り勝ちを収めている。なお、同じフジキセキ系種牡馬でも、キンシャサノキセキ[0-3-1-19]、ダノンシャンティ[0-0-0-9]と傾向が異なるため、今回は試金石の一戦として注目したい。同産駒からはプルパレイが出走を予定している。

2021/11/11 17:33

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