「相棒20」“手の焼ける亀”はあの人物登場のフラグ?

 水谷豊主演ドラマ「相棒20」(テレビ朝日系)の第5話が11月10日に放送され、平均視聴率は13.3%だった。

 今話は、古いアパートの一室で住人の警備員・紅林啓一郎(西野太盛)の首つり遺体が発見された。遺体には何者かに殴打されたような生々しい傷が残っており、単なる自死ではないように思えた。玄関や窓は内側から施錠されていたため、密室殺人の疑いが浮上。杉下右京(水谷)と冠城亘(反町隆史)が臨場すると、紅林は1匹の亀を飼っており、目撃者はその亀だけだった。

 今回は、老親が中年の子供の面倒を見る“8050問題”が絡んでいることもあり、視聴者の感想としては「今シリーズ第一話の訳の分からない脚本に比べ、今回のは『相棒』らしい脚本だった」「ここ最近ではよかったと思います」などと評価する声もあったが、木目のカーペットの下の床下収納庫を鑑識が見落としたという設定には「大家に黙って秘密部屋を作るのならわかるが、作り付けの収納を警察が無視するなんて信じられない!」「80歳の婆さんに若い男を殴打昏睡させたり、成人女性を1キロもおんぶして運ばせたり、密室殺人を作り出した過程に、やや強引さ、ご都合主義が感じられた」「脚本の随所に構築の甘さと緩みが目立った」など納得がいかないという厳しい意見もあった。

「第1話では、故・小野田官房長官(岸部一徳)を登場させ、今話で杉下に『手の焼ける亀』と言わせて初代相棒の亀山薫(寺脇康文)を想起させるなど、スペシャル版で昔の相棒が出演するフラグではないかとの期待もふくらんでいるようです」(テレビ誌ライター)

 視聴者の期待通り、過去の相棒が登場する日は近いかもしれない。

2021/11/11 16:00

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