ドイツ代表、ドラクスラーも負傷離脱…フリック監督「これ以上の追加招集はしない」

 ドイツ代表のハンジ・フリック監督が、MFユリアン・ドラクスラー(パリ・サンジェルマン)の負傷離脱を明かした。10日、ドイツサッカー連盟(DFB)の公式サイトが伝えている。

 ドイツ代表では5選手が新型コロナウイルスの防疫措置として隔離を余儀なくされ、代表から離脱。DFニクラス・ズーレ(バイエルン)が新型コロナウイルスの陽性反応を示し、同僚のMFジョシュア・キミッヒ、FWセルジュ・ニャブリ、FWジャマール・ムシアラ、およびザルツブルクのFWカリム・アデイェミが濃厚接触者と判定された。

 また、MFフロリアン・ヴィルツ(レヴァークーゼン)とDFニコ・シュロッターベック(フライブルク)は、負傷のため代表を離脱。そんななか、約1年ぶりとなる代表復帰を果たしたドラクスラーも筋肉系のトラブルで離脱が決定した。

 緊急事態を受け、これまでにDFヨナタン・ター(レヴァークーゼン)、DFリドル・バク(ヴォルフスブルク)、MFマクシミリアン・アルノルト(ヴォルフスブルク)、FWケヴィン・フォラント(モナコ/フランス)が追加招集されている。

 10日にメディア対応を行なったフリック監督は、苦しいチーム状況について、「多くの選手を招待したが、様々な理由でまた多くの選手が去っていった。もちろん、私たちの想定とは異なっている。ユリアン・ドラクスラーは練習で素晴らしかっただけに(離脱は)残念だ」とコメント。一方、「これ以上、選手を増やすことはないだろう」とも語り、さらなる追加招集を行わないことを明かした。

 ドイツ代表は11月にFIFAワールドカップカタール2022欧州予選の2試合を控えており、11日にリヒテンシュタイン代表、14日にアルメニア代表と対戦する。なお、ドイツ代表はすでに予選首位通過が決定している。

2021/11/10 23:45

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