伊藤沙莉、多感な時期を振り返る「売られた喧嘩は買いがちでした」

女優の伊藤沙莉が10日、動画配信サービスNetflixが開催するラインナップ発表会『Netflix Festival Japan 2021』にて行われたNetflix映画『ボクたちはみんな大人になれなかった』舞台挨拶に、共演の森山未來、森義仁監督と共に登壇した。

 

本作は、作家の燃え殻が2016年に発表した同名小説を映画化。小説家になる夢を叶えられぬまま、テレビ業界の片隅で働く佐藤(森山)が、自身の青春の始まりとなる一人の女性・かおり(伊藤)と出会った1995年から現在までを振り返る物語。

Netflix映画でありながら、11月5日からは劇場でも同時に公開されている日本で初めての試みとなる本作。伊藤は「ずっと待ちわびていたので、皆さんのところに届いて、反応を見ることができて本当に嬉しいです。もっと多くの人に届いて欲しいです」と挨拶すると「映画館で観て、気になったところをもう一度Netflixで観る人もいて、そういった作品の見方はとても面白いなと思いました」と本作ならではの感覚を味わえているという。

伊藤にとっては、1990年代の文化は未経験だが「時代によって人と人が繋がる方法は便利に変わっていますが、起きていることや思うことって、意外と時代が変わっても根本は変わっていないと思うんです。そこがこの映画の魅力。普遍的なことが人の人生として描かれているから素敵なんだと思います」と作品をアピールする。

本作は、佐藤の青春時代の失敗や「ああすればよかった」「こうすればよかった」という思いが描かれている。伊藤は多感な時期の「ああすればよかったこと」を問われると「ちょっと強気なところはありましたね」と苦笑い。続けて伊藤は「売られた喧嘩は買いがちでした。いま考えると若さゆえのことだと思いますが、人が本当にどう思っているか考える余裕はなかったですね」と当時を振り返ると、森山も「僕も絡む必要がないのに『絡まなあかん』って感じて絡んでいましたね」と伊藤の意見に追随していた。

伊藤は「1994年生まれなので、当時の街並みについて正直どれだけ再現性があるのか分からないのですが、物語を含めて楽しめるところが多いので、ラフにシンプルに楽しんでください」とメッセージを送っていた。

Netflix映画『ボクたちはみんな大人になれなかった』は、Netflixにて全世界独占配信中。一部劇場にて公開中。

2021/11/10 17:54

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