飛行機トラブルも「良い経験」 日本代表の吉田、必勝のベトナム戦は「やるべきことに集中」

 10日、日本代表DF吉田麻也がオンラインでの取材に応じた。

 日本代表は、FIFAワールドカップカタール2022アジア最終予選で2勝2敗。勝ち点6でオマーン代表と並び、得失点差でも差がないものの、総得点で「2」下回って4位につけている。この11月シリーズのベトナム代表戦とオマーン代表戦は絶対に落とせない“決勝戦”となるが、飛行機の給油トラブルの影響もあって海外組の合流が遅れる事態に。吉田も予定外の足止めを受けた一人だが「24時間くらい機内にいたかと。とても良い経験になりました」とコメント。「フィジカルの部分では、各々ストレッチをしたりしていました。幸いにもそのスペースがあったので。あとは、カードゲームをしたり話をしたり。なかなか代表はパッと集まって解散になるので、ある意味良い経験になりましたね」と、あくまでもアクシデントを前向きに捉えた。

 11日のベトナム代表戦では、とにかく「勝ち点3獲得」が求められる。吉田も「やるべきことに集中し、ベトナムに勝利することが一番のテーマ」と断言する。

「勝てば、すべてのアクシデントも『良い経験』と笑って話せることになる。あまり外部のことに気を散らさず、練習も集中力を高めないと。ピッチ外でもいろいろ起こりえるので、精神的にも準備をしっかりしたいです」

 日本代表は、9・10月シリーズの初戦でいずれも黒星を喫している(オマーン代表戦 ●0-1/サウジアラビア代表戦 ●0-1)。そういった意味でも、ベトナム代表戦は重要な意味を持つ一戦だ。

「おっしゃるとおりですね。オマーン戦は特に慎重にいきすぎて、前に行く選択ではなく、横、後ろへのパスが多くなり、勢いに乗らせてしまいました。チャレンジして前に行って失う分には問題ない。ピッチコンディションの影響でミスも増えると思いますが、そのミスの形が大事。前に行ってミスする分にはいいので、そこをすり合わせていければいいですね」

2021/11/10 13:38

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