“東京世代”が一気に台頭! 日本代表メンバー28名を徹底紹介!

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2021年最後のFIFAワールドカップカタール2022 アジア最終予選が行われる。11月11日のベトナム代表戦、16日のオマーン代表戦に招集された日本代表28名を紹介する。

文=飯尾篤史
写真=Getty Images

GK



川島永嗣


生年月日:1983年3月20日(38歳)
身長・体重:185cm・82kg
出身地:埼玉県
所属クラブ:ストラスブール(フランス)

10年南アフリカW杯から3大会連続で日本のゴールを守った重鎮。18年ロシアW杯後は代表から外れていたが、久しぶりに招集された19年6月のコパ・アメリカで健在ぶりをアピールした。ストラスブールではベンチが続くが、今夏に契約を2年延長した事実が、クラブからの信頼の高さを物語っている。

権田修一


生年月日:1989年3月3日(32歳)
身長・体重:187cm・84kg
出身地:東京都
所属クラブ:清水エスパルス

若くしてFC東京の守護神を務め、12年ロンドン五輪に出場したエリートだが、代表チームでは苦労人。14年ブラジルW杯では第3GK、18年ロシアW杯は予選中に体調を崩してメンバーから外れたため、今回はようやく巡ってきたチャンス。「個人としても世界一を目指す」と目標にブレはない。

谷晃生


生年月日:2000年11月22日(20歳)
身長・体重:190cm・84kg
出身地:大阪府
所属クラブ:湘南ベルマーレ

G大阪から湘南に期限付き移籍を果たして20年にブレイク。今夏の東京五輪では1歳上の大迫敬介との定位置争いを制し、日本のゴールを守った。PK戦にもつれ混んだ準々決勝では川口能活GKコーチから伝えられた「データが全然頭に入らなかった」がビッグセーブを披露。「川口2世」との呼び声も。

DF



長友佑都


生年月日:1986年9月12日(35歳)
身長・体重:170cm・68kg
出身地:愛媛県
所属クラブ:FC東京

9月のW杯予選終了後にFC東京に電撃復帰したのは「東京愛」に加えて「最高の状態でW杯に臨むため」。しかし、今のところFC東京でのプレーは芳しくなく、代表でも左ウイングとの連係や、内側のレーンに入ったときの立ち位置に迷いが見られる。この11月シリーズは正念場を迎える。

吉田麻也


生年月日:1988年8月24日(33歳)
身長・体重:189cm・87kg
出身地:長崎県
所属クラブ:サンプドリア(イタリア)

代表に定着した11年頃は末っ子キャラでイジられ役だったが、今ではすっかりキャプテンが板についた。今夏の東京五輪に参戦したのは「決して長くない残りのキャリアで、日本サッカーを少しでも押し上げたい」という思いから。今予選にも「W杯に出られなければ責任を取る」と強い覚悟で臨む。

酒井宏樹


生年月日:1990年4月12日(31歳)
身長・体重:185cm・78kg
出身地:長野県
所属クラブ:浦和レッズ

5シーズン過ごしたマルセイユに別れを告げ、6月に浦和に電撃移籍。オーバーエイジとして今夏の東京五輪に出場し、浦和でも毎試合のように右サイドを駆けあがる鉄人ぶりを見せる。ただし、11月3日の川崎F戦で負傷し、7日の鹿島戦はベンチ外だったため、11日のベトナム戦での出場が危ぶまれる。

谷口彰悟


生年月日:1991年7月15日(30歳)
身長・体重:183cm・75kg
出身地:熊本県
所属クラブ:川崎フロンターレ

15年の東アジアカップで代表デビューした頃は輝かしい未来が期待されたが、その後、日の丸を背負う機会はなかなか得られず。とはいえ、ビルドアップ能力やパスのクオリティは欧州組をしのぐほど。かつての同僚である田中碧、守田英正がレギュラーとして定着した今、彼らを操れる存在として白羽の矢が立ったのは当然だろう。

山根視来


生年月日:1993年12月22日(27歳)
身長・体重:178cm・72kg
出身地:神奈川県
所属クラブ:川崎フロンターレ

湘南から川崎Fに移籍した昨季、J1ベストイレブンに選ばれるブレイクを見せた。代表デビューとなった今年3月の日韓戦では会心の先制ゴールも叩き込んだ攻撃的SB。ポケット(ペナルティエリア内のニアゾーン)に飛び出す感覚は抜群で、インサイドハーフを務めるはずの田中碧、守田英正との連係もバッチリだ。

室屋成


生年月日:1994年4月5日(27歳)
身長・体重:176cm・69kg
出身地:大阪府
所属クラブ:ハノーファー(ドイツ)

初の海外移籍となった2020-21シーズンは「うまく適応できた」と32試合に出場。ツバイカンプフ(1対1)が激しいドイツ2部で揉まれ、逞しさや推進力が増した印象だ。酒井宏樹が欠場した9月の中国戦では伊東純也とのコンビで右サイドを制圧。酒井が負傷を抱える11月シリーズをターニングポイントにしたい。

板倉滉


生年月日:1997年1月27日(24歳)
身長・体重:186cm・75kg
出身地:神奈川県
所属クラブ:シャルケ(ドイツ)

マンチェスター・シティへの電撃移籍から2年半。フローニンゲン、シャルケとレンタル先で経験を積んできた。今夏の東京五輪では負傷した冨安健洋の穴を埋める活躍で、その冨安が「もともと三番手の選手じゃない」とリスペクトする実力者。ボランチ、CBに有事があってもこの男が控えているから安心だ。

中山雄太


生年月日:1997年2月16日(24歳)
身長・体重:181cm・76kg
出身地:茨城県
所属クラブ:ズヴォレ(オランダ)

ボランチ、左SB、左CBをこなす守備のユーティリティかつ貴重なレフティ。以前はボランチにこだわっていたが、今は「世界的に見てSBとボランチを両立する選手は増えている。サッカーの進化に挑戦できている感覚がある」と前向きだ。東京五輪では相手の右ウイングを封殺。今予選で長友佑都からポジションを奪い取れるか。

旗手怜央


生年月日:1997年11月21日(23歳)
身長・体重:171cm・70kg
出身地:三重県
所属クラブ:川崎フロンターレ

もともとアタッカーだが、昨季は川崎Fで左SBを務めて新境地を開拓。東京五輪でも旗手を左SBから左サイドハーフに移す策は、戦術オプションになっていた。同期の三笘薫が欧州に旅立ったことは大きな刺激になっているはず。本人にもセルティック行きの噂がある中、最高のタイミングで初招集となった。

冨安健洋


生年月日:1998年11月5日(23歳)
身長・体重:187cm・84kg
出身地:福岡県
所属クラブ:アーセナル(イングランド)

今夏移籍したアーセナルでは右SBのポジションを射止め、「穴だった右サイドを強固なものにした」とクラブOBのソル・キャンベルも称賛するほど。代表チームでは左CBを務めているため難しさは伴うが、ボールの持ち運び方や左足のキックの精度が向上しており、底知れぬポテンシャルを感じさせる。

MF



原口元気


生年月日:1991年5月9日(30歳)
身長・体重:177cm・68kg
出身地:埼玉県
所属クラブ:ウニオン・ベルリン(ドイツ)

ロシアW杯予選突破の立役者である突貫小僧も、今やベテランの域。ドイツで磨いた守備力を武器に、途中出場で貴重な役割を担っている。とはいえ、守備や運動量を期待されてのプレーのみでは物足りない。ドリブル突破やゴール前への飛び出しからのゴールを見たいファン・サポーターは少なくないはずだ。

柴崎岳


生年月日:1992年5月28日(29歳)
身長・体重:175cm・64kg
出身地:青森県
所属クラブ:レガネス(スペイン)

不動のプレーメーカーだったが、今予選では不調が目につき、10月のサウジアラビア戦では痛恨のパスミスから失点。だが、11月シリーズに臨むにあたり「しっかり消化している」ときっぱり。田中碧、守田英正らライバルの台頭も「非常にプラス」と語るなど、年長者としてチームを引っ張る姿勢を見せる。

遠藤航


生年月日:1993年2月9日(28歳)
身長・体重:178cm・76kg
出身地:神奈川県
所属クラブ:シュトゥットガルト(ドイツ)

ドイツで認められたデュエルを武器に、現チームの中盤中央に鎮座する。相手のボールホルダーに襲いかかってボールを奪い、その勢いのまま持ち上がるプレーは代表チームの武器のひとつ。メディア対応では戦術論を展開するなど、サッカーIQと自分の言葉を併せ持つ未来の日本代表キャプテンだ。

伊東純也


生年月日:1993年3月9日(28歳)
身長・体重:176cm・66kg
出身地:神奈川県
所属クラブ:ヘンク(ベルギー)

19年2月に加入したヘンクでリーグを代表するウインガーへと成長を遂げ、先ごろ2024年まで契約を延長したばかり。日本代表でも“スピアヘッド”として欠かせぬ存在で、9月の中国戦では縦にぶち抜き大迫勇也のゴールをアシスト。10月のオーストラリア戦では外を切りながら相手CBにプレッシャーを掛け、流れを引き寄せた。

浅野拓磨


生年月日:1994年11月10日(27歳)
身長・体重:173cm・71kg
出身地:三重県
所属クラブ:ボーフム(ドイツ)

17年のアジア最終予選・オーストラリア戦で先制ゴールを決めた男は、10月の大一番でも大仕事。「やったるで」と意気込んで途中出場すると、オウンゴールを呼び込むシュートを放ち、“豪州キラー”ぶりを見せつけた。伊東純也、古橋亨梧、前田大然とスピードが武器の似たタイプが揃う中で、ゴールという結果で違いを見せたい。

南野拓実


生年月日:1995年1月16日(26歳)
身長・体重:174cm・68kg
出身地:大阪府

19年9月に始まったW杯アジア2次予選では7試合連続9ゴールと格の違いを見せつけたが、9月の最終予選では負傷離脱。10月シリーズで2試合続けて先発出場も不発に終わった。リヴァプールではリーグ戦2試合途中出場にとどまっている。その鬱憤をぜひ11月シリーズで晴らしてもらいたい。

守田英正


生年月日:1995年5月10日(26歳)
身長・体重:177cm・74kg
出身地:大阪府
所属クラブ:サンタクララ(ポルトガル)

ポルトガルに渡ってプレーの強度が高まり、柴崎岳が不在だった3月、6月の2次予選や親善試合で存在感を高めた。自信をつけたのか、「雰囲気をピリッとさせたい」「立ち位置に関しては練習で声掛けしていきたい」と、頼もしい言葉が聞かれる。オーストラリア戦で遠藤航が務めたアンカーをこなせるのも強み。

鎌田大地


生年月日:1996年8月5日(25歳)
身長・体重:180cm・72kg
出身地:愛媛県
所属クラブ:フランクフルト(ドイツ)

スルーパスやフィニッシュワークに優れた正統派のトップ下。レギュラーとして最終予選を迎えたが、移籍の頓挫や所属クラブでの不調もあって序列が下がった。ただ、現チームに似たタイプはおらず、4-3-3のインサイドハーフは本人が最も望むポジションのため、このままサブに甘んじることはないだろう。

三笘薫


生年月日:1997年5月20日(24歳)
身長・体重:178cm・71kg
出身地:神奈川県
所属クラブ:ユニオン・サン・ジロワーズ(ベルギー)

待望の初選出。東京五輪は負傷で出遅れ、メキシコとの3位決定戦を除いて力を発揮できなかったが、今夏加入した新天地ではチームに馴染み、11月16日のセラン戦でハットトリックを達成。「クラブではウイングバックで攻守にハードワークし、守備でもインテンシティを発揮している」と森保一監督の期待も高い。

堂安律


生年月日:1998年6月16日(23歳)
身長・体重:172cm・70kg
出身地:兵庫県
所属クラブ:PSV(オランダ)

伊東純也の出場停止、久保建英の負傷で活躍が期待された10月シリーズは自身も負傷。「すごく残念」という言葉を残して途中離脱した。11月シリーズのメンバーには当初名前がなかったが、復調が確認されて追加招集。自身が不在の間にシステムが4-3-3に変わったが、ウイングもインサイドハーフもこなせるためフィットするはずだ。

田中碧


生年月日:1998年9月10日(23歳)
身長・体重:180cm・74kg
出身地:神奈川県
所属クラブ:デュッセルドルフ(ドイツ)

オーストラリア戦で先制点を奪ったシンデレラボーイ。相手を見て適切な立ち位置を取り、ボールを循環させる日本代表の新しい頭脳だ。川崎F時代の先輩である中村憲剛に「新人時代、ここまで成長するとは想像できなかった」と言わしめた努力家。自身に足りないものを求めてドイツ2部に移籍し、奮闘中だ。

FW



大迫勇也


生年月日:1990年5月18日(31歳)
身長・体重:182cm・71kg
出身地:鹿児島県
所属クラブ:ヴィッセル神戸

9月の中国戦で決勝ゴールを決めたものの、サウジアラビア戦、オーストラリア戦と決定機を逃す場面が多く、不調が囁かれる。そのオーストラリア戦で負傷したため招集が危ぶまれたが、11月7日の徳島戦で復活弾を決めた。11月シリーズに臨むにあたって「ピッチの上で示すだけ」と力を込める。エースの完全復活に期待したい。

古橋亨梧


生年月日:1995年1月20日(26歳)
身長・体重:170cm・63kg
出身地:奈良県
所属クラブ:セルティック(スコットランド)

プロキャリアのスタートはJ2・岐阜という苦労人。神戸でダビド・ビジャやアンドレス・イニエスタに揉まれて得点力をアップさせた。最大の武器はスピードだが、シュートのバリエーションも豊富で、スコットランドでもゴール量産。10月のオーストラリア戦では途中出場からゴール前に詰めてオウンゴールを誘った。最終予選初ゴールは近い。

前田大然


生年月日:1997年10月20日(24歳)
身長・体重:173cm・67kg
出身地:大阪府
所属クラブ:横浜F・マリノス

11月6日のFC東京戦でハットトリックを決めて今季21ゴールと、J1得点王に向けてひた走る。爆発的なスピードが魅力だが、他を圧倒するスプリント力は前線からのプレスでモノを言う。東京五輪はサイドでの起用が続いて消化不良だったが、「クラブに戻ってからゴールの意識が一層強くなった。ゴールを決めたい」と意気込む。

上田綺世


生年月日:1998年8月28日(23歳)
身長・体重:182cm・76kg
出身地:茨城県
所属クラブ:鹿島アントラーズ

負傷で出遅れた東京五輪は不発に終わったが、ニュージーランドとのPK戦で「自分が決めてチームを勢い付けたかった」と一番手を志願し、しっかり決めた。このハートの強さと、ゴールから逆算した動きの質が大きな魅力。現代表にはスピードスターは多いが、ファーストストライカーは大迫勇也だけ。しっかり爪痕を残したい。

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