「絶対にCDの時代は来ない」GRANRODEO・e-ZUKAが80年代に言い放った“予言”に、KISHOW「先見の明がない(笑)」

結成15周年を迎えたロックユニット“GRANRODEO”のボーカル・KISHOW(谷山紀章)とギタリスト・e-ZUKA(飯塚昌明)がパーソナリティを務めるTOKYO FMの番組「GRANRODEOのまだまだハートに火をつけて」。11月2日(火)の放送は、11月3日(水・祝)の“レコードの日”にちなんで、アナログレコードが全盛期だった時代に青春を送ったe-ZUKAが、アルバイト先での思い出を語りました。

(左から)KISHOW、e-ZUKA

毎年11月3日は“文化の日”ですが、日本レコード協会が“レコードは文化財だ”という考えから、文化の日と同じ日に「レコードの日」が制定されているのだそう。また、この情報をくれたリスナーからのメッセージには、「私は、去年のコロナ禍から新しい趣味として、アナログ盤を集めるようになりました。最初にクイーンを買い、その後はキャンディーズやピンク・レディー、(山口)百恵ちゃんなどの70年代アイドル、最近は野口五郎さんも買いました。レコードはCDとはまた違う趣がありますね。特にLP盤のジャケットは、もはや1枚のアート作品です」と、すっかりアナログレコードならではの魅力の虜になったようです。

そして最後に、「昨今、いろんなアイドルやバンドがレコードで音源を発売することもあるので、GRANRODEOもどうですか?」とのリクエストも。

e-ZUKA:出したいね、アナログ盤。

KISHOW:アリだよね。

e-ZUKA:でも(若い人は)レコード自体を知らない人もいるかもしれないですけど。もう、あれ(レコード)をかけるのは儀式ですよね。

KISHOW:うん?

e-ZUKA:だって、ビニールを剥がして(ジャケットを)出して、レコードもビニールから出して、レコード盤(をプレイヤー)に置いて、(静電気によるホコリを取る)スプレーでシューってして、それで黒板消しみたいなので1回(レコードを)拭いて……。

KISHOW:それ、うちの実家にもあった(笑)。

e-ZUKA:そして針を落とす……みたいな、そういう一連の儀式なんですよね。

KISHOW:聴くまでの動作も含めてね。

e-ZUKA:そうそう。

KISHOW:僕は、世代的には完全にCD世代だから。

e-ZUKA:あぁ、そうですか。

KISHOW:僕のちょっと上とかね、うちの親は完全にレコード世代なんですけど。

また、e-ZUKAが東京・代々木のレンタルレコード店「黎紅堂(れいこうどう)」でアルバイトをしていた頃、レコードからCDに切り替わる過渡期を経験したそうです。

e-ZUKA:CD(が出始めた頃)なんて、レジの横にほんの20枚ぐらいあるだけだったんですよ。

KISHOW:へぇ~!

e-ZUKA:だから、僕は“絶対にCDの時代は来ない”と思っていたんです(笑)。

KISHOW:ハハハハ! 先見の明がない(笑)!

e-ZUKA:オーナーにも「あまり(CDを店に)入れなくていいんじゃないですか?」って言ってましたから(笑)。

KISHOW:ハハハハハハ!!

e-ZUKA:「CDの時代は来ない、多分(誰も)買わないですよ。ジャケットも小さいし、(文字も小さくて)読めないし」みたいな。ハハハ(笑)。

その後、CDの波に押されて黎紅堂も閉店してしまったそう。当時は先見の明がなかったe-ZUKAですが、一度は市場から消えかけたアナログレコードが、再び若い世代から注目を浴びていることに感慨深げでした。

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聴取期限 2021年11月10日(水)AM 4:59 まで

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<番組概要>

番組名:GRANRODEOのまだまだハートに火をつけて

パーソナリティ:GRANRODEO(KISHOW、e-ZUKA)

放送日時:火曜21:00~21:30

番組Webサイト:http://mv-sp.gsj.bz/view.page/menu/program/gr/mada2/top

2021/11/9 19:00

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