麻生太郎副総裁の暴論「うまい米は温暖化のおかげ」に待った!プロ厳選の「本当にうまい全国のお米」

 今年も新米の季節がやってきたが、自民党の麻生太郎副総裁の発言が物議を醸している。

「10月25日に麻生さんは、北海道小樽市で衆院選の公認候補と街頭演説をしました。その際、北海道の米は“やっかいどう米”といわれるほど売れない米だった、などと発言したんです。さらに、米がおいしくなったのは温暖化のおかげと暴論を展開。全国の米農家から批判が噴出しているんです」(全国紙記者)

 米の専門家“5つ星お米マイスター”の資格を持つ堀江英紀氏は、こう明かす。

「かつて北海道の米は食感が良くないといわれていましたが、生産者の努力が実を結び、今では品質が格段に向上しています。北海道も含め全国には、おいしいお米がたくさんあります」

 そこで堀江氏に、“本当にうまい米”を聞いた。まずは、麻生氏にも教えてあげたい北海道米から。

「モッチリ感があり、甘みが豊かな『ななつぼし』と、さっぱりしていて軽やかな『ゆめびりか』がオススメです。特に、ゆめぴりかは冷めても味が損なわれないので、お弁当に持ってこいです」(堀江氏=以下同)

 口当たりの良さで選ぶなら、青森県産の『青天の霹靂』は外せないという。「『青天の霹靂』は、独特の粘りとキレのバランスが良く、食感を楽しめます。また、粒が大きく食べ応えもあります」

 鳥取県の『きぬむすめ』と岐阜県の『いのちの壱』は、米本来の味わいを楽しみたい人にオススメだ。

「『きぬむすめ』は、西日本で人気の銘柄で、粘りが強くて柔らかいのが特徴です。『いのちの壱』は、大粒で香りや甘みが際立っています。シンプルに、おにぎりにして食べると最高です」

 堀江氏が「中でもイチ押し」と太改判を押すのが、山形県の『雪若丸』と新潟県の『新之助』だ。年や季節に左右されず品質が安定しているとのこと。

「『雪若丸』は、粒立ちが良くて歯応えがしっかりとしているので、チャーハンにも、うってつけです。『新之助』は、ここ数年、新潟県がコシヒカリに替わるブランドに成長させるベく力を入れている品種です。香り、味、粘り気も抜群で、オールラウンダーです」

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2021/11/8 18:00

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