ナイナイ・矢部浩之が最高に大人な鮨デートを敢行!
鮨体験が豊富な大人でも、あっと驚く握りを出すと話題の西麻布『鮨m』。
シックな空間はさることながら、唯一無二の鮨とお酒のマリアージュが待っている。
今回、そんな『鮨m』を訪れたのは、今年50歳を迎えるナインティナインの矢部浩之さん。
港区に住んで20年になるという“リアル港区おじさん”な矢部さんに、艶やかすぎる鮨体験をしてもらった。
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※コロナ禍の状況につき、来店の際には店舗へお問い合わせください。
経験豊富な港区の食通も驚く、“イノベーティブ鮨”という新体験
鮨店にしては珍しく、前後のダブルカウンターとなる『鮨m』。
前のカウンターでは名店『江戸前鮓 すし通』の二番手だった橋本純也が鮨を握り、後ろのカウンターでは『NARISAWA』のヘッドソムリエを10年務めた木村好伸さんがペアリングを担当する。
墨色を基調とした店内に浮かび上がるように檜のカウンターが鎮座し、天井からの照明が鮨を照らす。
鮨を握る後ろでソムリエがお酒のボトルが開け、劇場感のある空間となっている。
ふわっとほろっとなノドグロの食感が堪らない!
矢部さんが西麻布の『鮨m』で特に驚いたのは名物の蒸し鮨。
300度に熱した台にキンキの握りが間接的に起かれ、台に湯をかけることで30秒ほど蒸される。コース20,000円。
煮えたぎる湯を前に、「器が踊ってる!凄い鮨やな。発明じゃないですか」と感心。
ネタと酢飯が同じ温かさになりふわっと崩れる食感に、「旨い!」と唸った。もともとしゃりはゆるめが好きとか。
大間のトロが赤ワインと最高のマリアージュを魅せる!
さらに矢部さんが唸ったのは、大間のマグロの大トロ。
凝縮した旨味と滑らかな舌触りの握りをブルゴーニュの赤と合わせれば、もはや官能の粋だ!
ここは都内屈指の鮨のマリアージュを楽しめる店であり、エンタメ性も申し分なし。
大前提として3種の酢をブレンドした酢飯のバランスが秀逸で、繊細にほどける握り具合ゆえ旬の魚が輝き、食通の心を離さないのだ。
矢部さんも思わず「うまいっ!」と大きめの声が出た。
大人が心躍る握り、まだあります!
蒸すだけじゃない!ノドグロの絶品鮨
海苔の香りと相性抜群の石川産のどぐろ。パリっとした海苔と繊細な身質のコントラストも絶妙だ。
なお、厨房には『ティエリー・マルクス・サロン』の元料理長がいるので一品料理もハイレベル。
贅沢にペアリングで愉しむのがマスト!
その日のネタを食べてからペアリングの銘柄を決めるソムリエの木村さん。
マイナス7度まで冷やした冷燗の「IWA」や、店特注のスペインのロゼなど、稀少なお酒も常連の楽しみのひとつとなっている。
ペアリング(7〜8杯)10,000円。
多忙を極める矢部さんも、『鮨m』のお鮨とお酒のダブルカウンターで存分に息抜きができた様子。
“リアル港区おじさん”の矢部さんをも高揚させっぱなしの『鮨m』は、港区デートの最適解と言えるだろう。