「衣類スチーマー」販売員が本当に買っている3機種と絶対に買わない1機種

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―[家電屋さんのトリセツ]―

 皆さん、こんにちは。関東の某家電量販店に、十数年間勤めている店員のスズキです。黒物から白物まで、ジャンルを問わずさまざまな商品の販売に携わり、店長も務めたことがある私が、日々の生活に役立つ家電の情報をお届けしていきます。

◆「衣類スチーマー」のオススメ機種は?

 前回は「温水洗浄便座」を取り上げました。今回は、ハンガーにかけたまま手軽にお手入れができる「衣類スチーマー」をテーマに、「販売員が本当に買っている3機種と絶対に買わない1機種」をそれぞれ紹介したいと思います。

 ‘21年10月1日に緊急事態宣言が解除されてから、外出する機会が増えたのか、衣類スチーマーの問い合わせが増えてきています。

◆多機能化が進む衣類スチーマー

 アイロン台を使わずにお手入れができる衣類スチーマーはあると便利なので、この機会に購入を検討していただけるとうれしいです。

 最近の衣類スチーマーはシワを伸ばすだけでなく、消臭などの機能が搭載している機種もあります。これまでご縁がなかったという人もスペックを知ると興味を持ってもらえるのではないかと思います。

◆▼パナソニック「NI-CFS770」

 1位は、パナソニックの「NI-CFS770」をセレクトしました。’21年5月に発売された最新モデルで、実勢価格は1万1000円程度と、今回紹介する製品の中では最も高額です。

 そのぶん性能は折り紙付き。「瞬間4倍パワフルスチーム」の機能を搭載しており、強力なスチームでシワや臭いをサッと取ることができます。どんな向きで使っても、安定してスチームを噴射できるパナソニック独自の「360°パワフルスチーム」も頼もしいですね。

◆立ち上げ時間が短く、使い勝手も良好

 約19秒と短時間で立ち上がってくれるのも好印象。慌ただしい朝などでも、衣類のシワや臭い取りに活躍してくれます。

 ちなみに名前がよく似た「NI-FS770」もありますが、こちらは通販向けのモデル。同時期に発売されていて、性能や価格はほとんど変わらないので、お好きなものをお選びください。

◆▼ティファール「アクセススチーム プラス DT8100J0」

 持ちやすさを重視される方は、2位に選んだティファールの「アクセススチーム プラス DT8100J0」がオススメです。’18年3月発売と少し古いモデルですが、現行機として十分な性能を持っていますし、実勢価格が8000円程度と、発売当時と比べて安くなっているのも魅力です。

 アクセススチーム プラス DT8100J0は2つのモードを搭載していて、生地に合わせて使い分けられるのがポイント。頑固なシワを取りたいときは「ターボモード」、シルクなどの繊細な素材に使いたいときは「デリケートモード」が活躍します。

◆布製マスクのケアにも使用可能

 また、大量のスチームが繊維の奥まで行き渡ることで、ウイルス除去や除菌の効果も期待できます。

 衣類のお手入れはもちろん、帰宅後の布製マスクのケアとして使うこともできますよ。スイッチが固定できるトリガータイプになっていて、長時間の使用でも疲れにくくなっているのもうれしいですね。

◆▼日立「CSI-RX3」

 予算をできるだけ押さえたい方は、3位の日立「CSI-RX3」を検討してみてはいかがでしょうか。’20年8月に発売した製品で、実勢価格は7200円程度になります。

 低価格ながらも機能が充実していて、衣類スチーマーとしてはもちろん、通常のアイロンとしても使用できます。素材に合わせて約170℃の高温と、約135℃の中温のスチームが選べるのも便利。中温ならウールやポリエステルも、当て布なしで手入れができます。

◆ホコリや毛くずを取り除きながらシワ伸ばし

 さらに、付属のブラシアタッチメントをつければ、低温表示の衣類も当て布なしで使えますし、ホコリや毛くずを取り除きながらアイロンがけができるのも好印象。

 比較的リーズナブルなモデルですが、お値段以上に活躍してくれると思います。

◆販売員がオススメしない衣類スチーマーは?

 一方で、あまりオススメできないのが、アイリスオーヤマの「IRS-01」になります。’17年3月に発売された衣類スチーマーで、実勢価格は4500円程度です。

 低価格なのは魅力ですし、アイロンとしても使用できるのは便利なのですが、使用者からはスチームが弱くシワ取りに時間がかかるといった声が。スチーム噴射中、つねにスイッチを押し続けなければいけない設計なのも、指や腕が疲れやすく不便に感じてしまいます。

◆購入前に重さや持ちやすさを店舗で確認

 もう少し予算を増やせば、IRS-01と同じくアイロンとしても使えるCSI-RX3が購入できるのもネックに。IRS-01を購入するのであれば、CSI-RX3を買うのがいいでしょう。

 いずれにせよ、衣類スチーマーを購入するときも、お近くの家電量販店を利用するのがオススメです。ある程度大きな店舗なら、実際に商品を手にして重さや持ちやすさを確認できます。アイロンがけを奥さまにお願いする機会の多い方は、2人でチェックすると安心ですよ。

◆〈販売員が本当に買っている衣類スチーマーのBEST3〉

▼1位 パナソニック「NI-CFS770」 実勢価格:約1万1000円
最新モデルの衣類スチーマー。「瞬間4倍パワフルスチーム」で、シワや臭いをサッと取ることができます。立ち上がりが約19秒と早く、慌ただしい朝に使いやすいのも好印象。名前が似ている「NI-FS770」は通販向けモデルです

▼2位 ティファール「アクセススチーム プラス DT8100J0」 実勢価格:約8000円
「ターボモード」と「デリケートモード」を使い分けることで、いろいろな生地に使用できます。持ちやすい形状で、スイッチが固定できるトリガータイプになっていて、長時間の使用でも疲れにくくなっているのもいいですね

▼3位 日立「CSI-RX3」 実勢価格:約7200円
低価格ながらも機能が充実。衣類スチーマーとしてはもちろん、通常のアイロンとしても使用できます。素材に合わせて高温と中温のスチームが選べるのも便利。付属のブラシアタッチメントをつければ、ホコリや毛くずを取り除きながらアイロンがけができます

◆〈販売員は選ばない衣類スチーマーのWORST〉

▼1位 アイリスオーヤマ「IRS-01」 実勢価格:約4500円
アイロンとして使えるうえ低価格なのは魅力的なのですが、性能は値段相応な印象。こちらを購入するのであれば、もう少し予算を増やして日立のCSI-RX3を選ぶといいでしょう

―[家電屋さんのトリセツ]―

【家電量販店のスズキ】
関東近郊の家電量販店で10年以上働く現役販売員。黒物から白物までジャンルを問わずさまざまな売り場を担当。実績が認められて大型店の店長を務めた経験もあるが、接客のほうが性に合うため、本部に直訴し現場復帰を果たす

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  • 日刊SPA!

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